日本語吹替版と字幕スーパー版を観てきました。
両方見たのは字幕のない映像も見たいし、
吹き替えなしの音も聴きたかったからのと、
1本目に見逃した部分を
忘れないうちに確認したかったからです。
物語の重要なネタバレはナシとさせていただきますが、
予告映像などで事前に発表されている程度の内容には
触れますのでご注意下さい。
映画の公式サイトはこちらになります。
http://movies.foxjapan.com/avatar/
[技術的背景]
映画制作の技術的な背景については
次の記事が参考になると思います。
http://news.livedoor.com/article/detail/3770950/
この映画に登場するCGキャラクターの演技は
そのキャラクターを演じる役者の動きや表情を
高度な技術でコンピューターに取り込んだものです。
取り込まれたデータはリアルタイムでCG化されて
その場であらゆる角度から観る事ができるので、
映画監督はCG映像を見ながら
演技を指導する事が可能になっています。
また、動きや台詞が変更になった場合にも
最小限の作業で作り直す事が可能になっています。
記事では以下の技術が簡単に解説されています。
1.パフォーマンス・キャプチャー技術
2.サイマルカム
3.フェイシャル・キャプチャー装置
4.フェイシャル・パフォーマンス・リプレースメント
5.フュージョン3Dカメラシステム
また、家庭への3Dの導入についても、
この映画の制作に協力したパナソニックが
2010年から本格的に推進してくようです。
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20090821_310014.html
[劇場にて]
600円のパンフレットは読み応えがありました。
ハロプロの高いだけのパンフレットと違いすぎ。(笑)
入場時に3Dメガネを貸してくれます。
オーバーグラスタイプなので、
メガネの上からかける事ができます。
座席はインターネットで事前に予約した4列最中央。
2本とも同じ席でした。
劇場にもよりますが私はこの位置が一番好きです。
ただし、注意していないとスクリーン右端に
縦に表示される字幕を見逃すことがあるので、
もう少し後ろでも良いかもしれません。
ちなみに客入りは7割くらいだったと思います。
[感想]
3D映像は疲れるという先入観がありましたが、
実質2時間35分の映画を続けて2本観ても
疲れはほとんど感じませんでした。
ちなみに1本目が終わってから2本目が始まるまで
20分しかありませんでした。
実質10分しかない休憩で軽く食事を済ませたときに、
あるシーンでの主人公の気分を味わいました。(笑)
3D映像はスクリーンという大きな窓から
別の世界を眺めているような感覚で、
2次元の映像より位置関係もつかみやすいので、
メガネの重さが気にならなければ、
3Dの方が自然で目にも優しいと感じました。
ただ、個人差は結構あるかもしれません。
家庭で3Dが普及するには時間がかかりそうですが、
映画の世界では急速に普及するかもしれません。
画質だけならわざわざ映画館に行かなくても
家でWOWOWやブルーレイを見れば十分ですが、
3Dなら映画館に足を運ぶ動機になるし、
通常の映画より高い料金設定が可能です。
予告映像を観たときにはヒロインがゾンビみたいな
生き物で大丈夫なのか少し疑問でしたが、
映画で見た彼女はとても美しくてチャーミングでした。
これは今回開発された最新技術のたまものでもあり、
演じた女優自身の魅力でもあったと思います。
ただ、映画の上演時間の長さの割には
描写される登場人物の人数が少なく、
物語としては少し薄くなってしまったと思います。
ナヴィ族にもっと多くの魅力的な登場人物がいれば、
彼らにも、彼らを助ける主人公にも、
もっと共感できたと思います。
描かれている風景はCGであることが信じられないほど
美しくてリアルでした。
もちろん、地球上のあちこちに実在する
様々な美しい景観と比べてしまうと、
多少見劣りしてしまうかもしれません。
この映画にはアメリカ史上のいくつかの事件を
連想させるようなシーンがありました。
明らかにそれを狙ったと思えるような演出があるので
映画を見れば分かると思います。
この映画は映画史に残る画期的な作品だと思うので、
3D版であれば絶対に見て損はないと思います。
日本語吹替版と字幕スーパー版では
吹替版の方がおすすめです。
なんとか半分くらい分かる英語の台詞と比較すると
吹き替えの方が字幕より正確で分かりやすいし、
字幕が映像の邪魔にならなくてすむからです。
純粋な映画としての面白さでは
「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」
の方がずっと面白かったです。