今日は池袋のシアターグリーンBIG TREEで上演された
「凛として!」の12時と15時の公演を観てきました。
アフタートークショーのない公演です。
[配役]
三好絵梨香:七海凛、警視庁宇宙海賊課の捜査員
是永美記 :七海咲樹、凛の姉
Nao :遠藤由真、海賊課課長
岩崎亮 :平雄一郎、凛の同僚
山村真也 :ミズノミ、火星人
谷中田善規:宇宙海賊羽曳野(はびきの)、望夢達の高校教師、
エドワード・ホンダ(キャスター)の3役
國武綾(劇団宝船):佐久間芙美乃(ふみの)、カウンセラー
村上東奈 :本阿弥志信(ほんあみしのぶ)、新人捜査員
西念未彩 :庄司珠緒、望夢の同級生
北原沙弥香:七海望夢(のぞむ)、凛の妹
佐野香織里:藤山叶恵(かなえ)、の同級生
以上の出演者が過去に出演したハロプロ系舞台は、
三好絵梨香:
「かば2」,「猫目倶楽部」,「かば3」,「ミコトマネキン」,
「猫目倶楽部2〜夏だ!海だ!バカンスだ!〜」
是永美記:
「平成レボリューション〜バックトゥザ・白虎隊〜」
Nao:
「百円野菜」,「千歳月」,「かば」,「かば2」,「かば3」
岩崎亮(トノチョ'):
「ミコトマネキン」
谷中田善規(散歩道楽):
「おじぎ30度 オン・ステージ」,「携帯小説家」,
「レモンスター」,「かば3」,「おじぎでシェイプアップ!」,
「すこし離れて、そこに居て」
村上東奈:
「携帯小説家」,「おじぎでシェイプアップ!」,
「猫目倶楽部2〜夏だ!海だ!バカンスだ!〜」
西念未彩(ハロプロエッグ):
「江戸から着信!?〜タイムスリップto圏外!〜」
「リバース!〜私の体どこですか?〜」
北原沙弥香(ハロプロエッグ):
「江戸から着信!?〜タイムスリップto圏外!〜」
佐野香織里(アップフロントエッグ):
「サンク ユー ベリー ベリー」。
となります。
[セット]
ステージのセットは
シルバーとグレーのシンプルなもので、
奥が少し高くなっていて、
左には手前に下りる階段とそれに続くスロープがあり、
右には少し高くなっている所があります。
セットチェンジはありません。
[あらすじ]
注:劇の進行とは時系列が多少前後します。
全ての人間がランク付けされ、
ランクの高い人間が優遇される近未来。
主人公の凛は警視庁宇宙海賊課の捜査員で、
有名な植物学者でもあり、
書籍がベストセラーになった
1日平均2000万アクセスの人気ブロガーでもある。
Human Ranking(HR)は3年連続1位の人気者。
決め台詞は、
「この星、空気が薄くてやんなっちゃう!」
彼女には秘密があった。
実は植物研究をしているのは、
対人恐怖症で家に引きこもっている姉の咲樹で、
ブログを書いているのは高校生の妹の望夢。
2人の協力で彼女はHR1位という栄光を手にしていた。
その代償として2人の姉妹は
高い能力を持ちながらも低いHRに甘んじていた。
姉妹がそこまでして協力している理由は、
彼女達の両親を殺した宇宙海賊を根絶やしにするために
凛に花形職業である宇宙海賊捜査員として
働いてもらうためだった。
凛が大物宇宙海賊羽曳野を逮捕して地球に帰ると、
凛の熱烈なファンだというHR35位の新人捜査員
本阿弥志信を課長から紹介される。
凛の同僚の平の3511位はもちろん、
課長の遠藤より高いHR。
彼女には他人の心が読めるという特殊な能力があり、
それを秘密にしていた。
そして、その為にとても無感情な人間になっていた。
彼女は凛の秘密についても知っていた。
そして凛に興味を持ってこの課にやって来た。
そこへカウンセラーの佐久間が
逃げ出した火星人ミズノミを探しに来た。
ミズノミは羽曳野の宇宙船に奴隷として乗っていて
地球に身寄りがいないので一時的に保護していたもの。
食べ物につられて出てきた火星人は、
真っ赤なつなぎに真っ赤な靴で顔も真っ赤。
髪の毛は金髪で表情と動作が独特。
ディズニーアニメに出てくる小動物のようでした。
ミズノミを可哀相に思った凛は
家政婦として家に連れて帰ることにする。
凛の姉の咲樹はミズノミと出会って、
通常なら異性に近づくと蕁麻疹が出るのに、
彼に近づいても蕁麻疹が出ないことに気付き好意を抱く。
ミズノミも火星語で挨拶が出来る咲樹に対して好意を抱く。
凛の両親に線香を手向けるために
凛の上司の遠藤が家にやってくるが凛は外出中。
両親が亡くなってランクが下がった凛の姉の咲樹や
学業に身が入ってない凛の妹の望夢に対して
遠藤はもっと一生懸命生きろと説教してしまう。
凛が帰宅して遠藤は帰っていくが、
望夢は姉に疑問をぶつける。
「私たちの目的にゴールってあるのかなあ?」
「宇宙海賊っていなくなるのかなあ?」
ゴールが見えないことに対していらだち始めた望夢は
もう凛のブログを代書しないと宣言。
凛はブログぐらい自分でも書けると啖呵を切るが、
徹夜で書き上げたブログの文章はめちゃめちゃで、
寝坊して仕事にも遅刻してしまう。
本阿弥はカウンセラーの佐久間と話をしているうちに、
自分が感情を取り戻すために凛に会いに来たことに気付く。
宇宙海賊羽曳野が黒幕について口を割らないことを聞いて、
本阿弥は自分で取り調べをしたいといい、
特殊能力を使って黒幕の名前を読み取ってしまう。
身分を示す赤い顔から奴隷だと思い込んでいたミズノミが
実は海賊のボスだったのである。
遠藤が凛の家に急行するがミズノミは出掛けた後だった。
凛は本阿弥に会い、
自分の秘密も全部知られていることを知る。
そして、
「HRが1位になったら凛と友達になりたい。」
と言われる。
警察の目をかいくぐって凛の家に戻ったミズノミは
宇宙に帰る準備をするが、
咲樹は「連れて行って!」と言う。
金持ちから金や身代金を奪って貧しい物に与える義賊として
共に行動することを条件に咲樹も連れて行くことにする。
ミズノミは羽曳野を助け出すが、
羽曳野には信号を発信するチップが埋め込まれていて、
その信号を頼りに凛と本阿弥は海賊のアジトを見つけて
ミズノミと羽曳野を追い詰める。
しかし、そこには人質として凛の姉の咲樹がいた。
凛と本阿弥は縛り上げられて殺されそうになるが、
実は人質ではなく仲間になっていた咲樹が命乞いをして、
凛と本阿弥は殺されずにすむ。
ただ、ミズノミは義賊になる覚悟が出来ていない咲樹を
地球に置いていくことにする。
それから2日後に凛と本阿弥はミズノミと羽曳野を逮捕する。
そしてさらに1ヶ月が経った。
凛がブログと植物研究を辞めて本阿弥は凛の何倍も活躍する。
しかし、本阿弥のHRは28位に上がっただけで、
凛のランキングは1位のままだった。
本阿弥はこれでは凛と友達になれないと嘆くが、
凛は「私たち友達でしょ?」と返す。
「他人の心が読めるのに気持ち悪くないですか?」
と心配する本阿弥に
「私、裏表がない人だから。」
涙ぐむ本阿弥はついに感情を取り戻した。
凛の姉の咲樹は一人で買い物に出掛けられるようになり、
妹の望夢は
「宇宙海賊取り締り捜査官応援ブログ」
というブログを書き始めることにしていた。
そして、ブログの最初の記事となる
1ヶ月前のミズノミ逮捕のシーンが始まり、
凛の
「この星、空気が薄くてやんなっちゃう!」
という決め台詞と決めポーズでめでたしめでたし。
最後にカーテンコールで簡単な挨拶がありました。
並びは左から、
谷中田,山村,國武,Nao,村上,三好,是永,北原,西念,佐野,岩崎
でした。
公演時間は約1時間40分で、
カーテンコールは約2分でした。
[感想]
劇のタイトルが最初に発表された「にゅーたいぷ。」から
「凛として!」に変更されましたが、
変更された理由がよく分かりませんでした。
次の劇の内容紹介文も
ストーリーをわざと間違った方向に予想させる為に
考えられたような物のような気がしました。
「そう遠くない未来。
人間は生まれてすぐランク付けされるようになった。
ランク上位の者は優遇され、下位の者は冷遇された。
日々変動するランクは発展と格差を生んだ。
希望を無くした底辺で、ある日、一人の女の顔つきが「りんっ」とした。」
物語は特に絶賛するほどではありませんが、
面白かった部類に入ると思います。
アップフロントからキャスティングされたメンバーが
どちらかというと地味なメンバーが多かったことを考えると
上出来なのかもしれません。
残念だったのは七海咲樹の配役。
是永はちょっと取っつきにくいシャイな人の役を
とても頑張って真面目に一生懸命に演じていましたが、
七海咲樹という役はそれ以上に難しい役でした。
アップフロントの他のタレントでも
簡単にこなせるような役ではありません。
プロの女優さんが演じていれば、
もっと感動的な物語になったはずだと思います。
演技経験の少ない是永にはハードルが高すぎました。
「暗ポップ」で佐伯華役を演じた
斉藤ナツ子クラスの役者が必要だったと思います。
三好絵梨香は役にとても合っていました。
ただ、たまに台詞がつかえるのが玉に瑕でした。
これからは女優としてやっていかないといけないので、
外部からのオファーをもらうためにも
これは徹底的になくして信頼を獲得しないといけません。
村上東奈は難しい役でしたが、
視線の配り方や台詞回しなど素晴らしかったです。
西念未彩は決して上手かったとは言えないし、
声も少し通りにくい声でしたが、
思い切りのある元気な演技がとても良かったです。
場をとても明るくしてくれました。
また彼女の演技を見てみたいです。
北原沙弥香はほぼ「雪野のえる」でした。(笑)
ほぼ期待通りの演技だったと思います。
たまに台詞をつかえていましたが、
MilkyWayが解散してしまった今、
与えられた仕事には全力で取り組んで欲しいです。
というよりMilkyWayには今こそ復活して欲しいです。
佐野香織里は無難な演技でしたが、
もう少しキャラクターの見える
面白みのある演技を望みたいです。
Naoは今回は女性の役でしたが、
やっぱり男勝りな役になっちゃいました。(笑)
あと、ガッタスでは大きく見えた是永が
この舞台では小柄に見えました。
ガッタスには小柄なメンバーが多かったのに対して、
(他のチームと体格が違いすぎました)
こちらでは三好と村上がヒールの高いブーツを履き、
北原の身長が以前より伸びていたことから
そう見えたのでしょう。
キャスティングをがらっと変えて
もう一度見せて欲しいと思ったお芝居でした。