今日はアルバムのレコーディングに出かけました。収録曲は「時代」と「愛燦々」。「時代」を歌っている時、被災地の風景が瞼にうかび、胸が熱くなりました。
今はこんなに悲しくて
涙も枯れはれて
もう二度と笑顔には
なれそうもないけど…
若草恵さんの身が震えるほどの素晴らしいアレンジで
最高の作品が出来上がりました。完成が楽しみです。「愛燦々」は、ひばりさんの原曲も、もちろんアレンジは若草恵さんですが、さらにそれに力を入れて作り上げてくれました。若草さんも『ひばりさんのアレンジをした時よりもさらに僕も成長しているので、原曲以上の作品が出来たと思います』と嬉しそうに目を輝かせてくれました。これまで『日本よいとこお祭り音頭』『千の風になって』『見上げてごらん夜の星を』『翼をください』『時代』『愛燦々』『長崎の鐘』の合計7曲のレコーディングが終了しました。これから『忘れな草をあなたに』『あの鐘を鳴らすのはあなた』『なごり雪』などの名曲のレコーディングが続きます。
ところで、今日のラジオ日本『菅原やすのり 名曲!歌声劇場』のゲスト出演は、山本富士子さんです。
美しい山本富士子さんの出演で、スタジオは大盛り上がり!
4月16日放送、菅原やすのり「名曲!歌声劇場」
ラジオ日本の第二スタジオにて
富士子さんは、言うまでもなく戦後、日本が誇るトップ女優ですが、ご主人は作曲家の山本丈晴先生です。昔、僕がカンボジア難民キャンプを訪ねてコンサートを開催した頃、山本ご夫妻のレギュラーTV番組「丈晴、富士子のさわやかサロン」にゲスト出演させて頂きました。その時が初対面でしたが、富士子さんが『いつも菅原さんの歌をテレビで拝聴しています。とても心に響く歌声で大好きです』と声をかけて下さり感激しました。そして、テレビ東京の『我が心の歌』で再会、富士子さんのリクエストで『浜辺の歌』を歌いました。その後、しばらくお会いする機会がありませんでしたが、2006年、プロデューサー酒井政利さんの企画で、『日本の心、雨情のこころ-すがはらやすのりが歌い、山本富士子が語る-』の舞台で共演をさせて頂くことになりました。大女優・富士子さんとの共演は夢のような日々でした。この時も、『菅原さんだから出演したのよ』とやさしく言って下さり、どれだけ心が落ち着いたか分かりません。芸術祭参加のその舞台での富士子さんは、圧巻!これこそが、日本の最高の芸!一人の歌い手として、富士子さんの語りで歌う事でどれだけ勉強になったことでしょう。フィナーレは、客席総立ちでのスタンディングオベーション。一生忘れられない舞台の一つです。それからしばらくして、丈晴先生と富士子さんが、ご自宅に御招待下さり、手づくりのディナーでおもてなし下さいました。丈晴先生と富士子さんのお二人の人格に触れて、日本人として、心から感動しました。言うまでもなく、丈晴先生は作曲家・古賀政男先生がもっとも信頼された愛弟子で、古賀先生の死後、古賀財団のトップとして、数多くの業績を残されています。作曲家としては、美空ひばりさんが一番好きだったという『芸道一代』で数々の賞を受けています。
今夜の『すがはらやすのり 名曲!歌声劇場』は、山本丈晴先生を忍んでの特別追悼番組です。スタジオはとても和やかで楽しいひとときでした。リスナーから寄せられたお手紙やファックスに富士子さんも大感激!残念ながら、番組の中ですべてをご紹介することはできませんでしたが、すべて富士子さんの手元にお届けしました。きっと、ご自宅で大切に読んで下さると思います。それにしても富士子さんの変わらぬ若さと美しさは、なんと素晴らしいことでしょう。これから益々ご活躍されることを心から願っています。今度、またぜひ一緒にお食事しましょうと、約束の指切りをしてお別れしました。今晩11時半からラジオ日本です。ぜひお聞き下さい!