2008年06月29日

08年上半期総括Al まさにEXILE Year

 続いてアルバムの上半期チャートを見ていきます。こちらの方がシングルよりアーチストのだぶりが少ない分バラエティーに富んでいて、最近のヒットの傾向が掴みやすいかも。

 ちなみに、30位の枚数は昨年も今年も約19万枚、50万枚以上セールスは昨年10作に対し今年9作、ミリオンは昨年1作に対し今年3作とあまり変わらず。シングルほど売上が大幅減という結果にはなっていないようです。配信のマーケットが食っているのは今のところシングルどまりということか。

 1位と3位にはEXILEが入りました。上期で2作ミリオンというのは史上初めてのようです(だいたい半年あけずにアルバムが出ること自体が過密スケジュールですが^^)。昨年までのシングル攻勢が今年のアルバムにつながった感があるにせよ、今の彼らの勢いは当分とまらなさそう。で、純然たるオリジナルとしては直近にない枚数を売ったコブクロは、対照的に今年のリリースはシングル含めてもこれのみ。ベスト盤もまだ売れ続けているし、今後もアルバム型アーチストとして長く残っていく地盤を築いたようです。

 以下、宇多田、ドリカム、BUMP、倖田、浜崎と第一線アーチストが順当にランクイン。個人的には、ドリカムの5位と、柴咲ベストの9位が大健闘だと思います。ドリカムは新たなピークを、柴咲はこれまでのシングルでの蓄積開花を迎えたように思いました。コブクロと激しい週間首位争いを演じたBUMPは、順位より枚数を優先したということでしょうか。

 11位以下では何と言っても徳永英明「VOCALIST」3作のランクインが目立つところ。「3」でも昨年8月リリースなので、いかに昨年からの勢いがすごかったかがわかります。あと、意外に早く下げていった印象のある平井堅、Bank Band、aikoあたりもしっかりチャート上位に入っています。枚数的には物足りなさもあるものの、シングルの4,5倍は売っているから合格点でしょうか。

 新顔ではSuperflyがシングルヒットからは予想もしないTOP20入り(18位)。青山テルマの14位、Perfumeの16位とともに今年ブレイクの代表格になりそうです。昨年の新顔であるいきものがかり、FUNKY MONKEY BABYSがTOP30に入っているのも興味深いです。ジャニーズでは暫定ながら嵐(19位)がKAT-TUN(25位)を上回りトップ。洋楽は月9にも使われたマドンナが32位でトップ。また30位台に並んだブリグリ、m-flo、BENNIE Kのベストは、アルバムならではの並びだな、という気がします。

 下半期はまだ始まったばかりですが、B'zベスト、GReeeeNの2ndなど、まだまだ大当たりのアルバムが続出しそうです。年間ではどうなっているか楽しみにしたいと思います。
EXILE LOVE(2DVD付)
エイベックス・エンタテインメント

2008年06月28日

08年上半期総括Sg 青山テルマ1位!

 08年上半期のチャートが発表になりました。シングル、アルバムに分けて、並びを見た感想など書いてみようと思います。

 昨年上半期は30位で約12万枚、今年は約11万枚。もう少し枚数が落ちているかと思ったが、30位近辺で比較する限りあまり変わらなかったようですね。ただ、50位で見ると6万枚台、ということは年間総合の100位もおそらくこのあたりで推移しそうで、ジャニーズ勢だと初動一発でクリアしてしまうレベルってのは、やっぱり低いと思いますけどね(^^;)。

 その証拠に、TOP10のうちKAT-TUNとNEWSが各2作、嵐が1作と5作がジャニーズ。11位〜20位もジャニーズが5作。KinKi Kidsがシングルを出していないこととSMAPの不振を考えれば、上位は過半数になる可能性もあったわけで、この偏りは近年でも最も著しいですね・・・

 昨年は早くも秋川雅史が首位がためをし、宇多田ヒカルが復活するなど上位陣もそれなりに一斉を風靡した感があったけど、あれだけ売れたと思った青山テルマが1位で40万枚台、50万枚を超えた曲が1曲もなかったのもさびしい限り。羞恥心とGReeeeNがKAT-TUNを抜けるかどうかくらいで、安室、すぎもとまさとあたりも売上はこんなもんだったんですね・・・ B'zもシングルの方は20万枚届かずか。下期はミスチル、サザン、コブクロ、EXILE、このへんのシングルに期待したいところ。

 一方で、新人やニューカマーの活躍という見方をすると、青山にジェロ、清水翔太、RADWIMPS、Hey!Say!JUMPと、バンドからR&B、アイドル系まで顔ぶれが結構そろっているのも興味深いです。やや若手〜中堅あたりがさびしいのかな。アルバムでは違う並びになるんだろうけど、YUIくらいしか女性ソロがいないのがさびしい限りですね。

 あと、ドラマやアニメタイアップ依存なのも相変わらずですね。電王関連2曲、マクロス関連2曲、Aqua Timezは「ごくせん」効果、山下達郎の復活も月9がらみだし。こうしてみると、ラルクやaiko、ケツメイシあたりはファン層が固まりつつも安定してますね。最後にZARDが2曲ランクイン。昨年のムーブメントを引きずっていますが、下期にももしかしてシングルが出るんでしょうか。もうそろそろチャートから解放してあげてもいいような気がします・・・
そばにいるね 青山テルマ feat.SoulJa
UNIVERSAL J(P)(M)

2008年01月13日

07's好曲番外2 新人α+中堅勢

 本当は後半は中堅〜ベテラン勢を書こうと思ったが、曲を選んでいったら結構新人中心になってしまった。僕がもともとファンのミスチル、小田和正、ELT、Cocco、アジカン・・・このへんはいまいちがーんと来る作品がなかったんですよね。ということで後半の6曲です。

●Lovers Again/EXILE
 これって06年じゃなくて07年だったんですね・・・おそらくカラオケで昨年歌ったBEST3にはいると思う。新メンバーになってからのEXILEの曲では一番(ただあまりにも売れた上代表曲になっちゃったので10曲のところでは推すのをためらって^^;)。惜しむらくは、これメンバー作じゃないんだよね・・・(さすが松尾潔、ヒット曲のツボをおさえてるって感心したけど)

●イケナイ太陽/ORANGE RANGE
 忘れちゃいけない夏の代表曲。彼らの開き直りが生んだ?わかりやすいメロディー、狙いすぎていない言葉選び、でもって本来のちょいエロさ&遊び心も忘れていない。レトロなGSサウンドを07年の彼ら風に解釈した「パクリ」も、このレベルならノープロブレムだと思う(「イカSUMMER」がどうしたの・・・って作品だったから)。ベスト盤&この曲明けの08年、さてどう動く?

●Beautiful Life/w-inds.
 彼らの楽曲のレベルの高さ、新たなジャンルへのトライはいつもすごいな〜と思って楽しみにしてます。「LOVE IS THE〜」までいくと高音の聞き苦しさが先行したけど、初のドラマ主題歌ともなったこの曲くらいが持ち味として合ってるかと。慶太ソロ「Friend」のような、思いが走るタイプの歌は声的にまだちょっとキビシイ気がしたので・・・元旦発売のベスト盤、いいです(^^)。

●恋しよう♪/リア・ディゾン、空色デイズ/中川翔子
 ここでもひとくくりにするのか!と叱られそうですが(アキバ系ではくくらないので^^)、アイドルポップスの見本のような2曲。リアの方は細い声を軽めの電子音アレンジでうまく飾って、サビが残るようにうまく作った構成。一方しょこたんは歌の入りの声のインパクトでまず耳をひきつけて、正統なBメローサビに持っていく力強い曲。面白かった。

●ズッコケ男道/関ジャニ∞ 
 07年のジャニーズの曲は結構アンパイ狙いでいまいちピンと来るのがなかった・・・で、NEWS「weeeek」と関ジャニだけは例外でしたね。特にこの曲は実質の彼らの出世作。ジャニーズだけでなく、他のアーチストとも立ち位置が被っている人がいないのが強いと思う。それにしても今年はドラマの準主役にも順次進出していきそうな勢い、本当に層が厚いわ・・・

 ということで、いよいよ08年モードに入ります(^^)。
恋しよう♪(初回限定盤)(DVD付)
ビクターエンタテインメント
空色デイズ(DVD付)
ソニーレコード

2008年01月11日

07's好曲番外1 期待のニューカマー

 前回までの記事で07年のお気に入り10曲を挙げましたが、今回は入れたくても入れられなかった曲&アーチストが数作ありました。ここでまとめて紹介したいと思います。

●endscape/UVERworld
 今年のシングルを聴いて、1stアルバムまで遡って聴いたアーチストのひとつ。サビまでのメロディーがあるかないかビミョーな構成(AquaTimezやFUNKY MONKEY BABYSもそうなのは世代的な感覚の違いなんだろうけど)が、どの歌も同じにしてしまってる部分はあると思うんだけど、言葉遣いとか独特なものを感じるし、サビ命という意味ではコンスタントにいい作品が書けてると思います。働きマン×「浮世CROSSING」で化けると思ったんだけど・・・

●もう君がいない/FUNKY MONKEY BABYS
 このへん、バンドはユニットかという形態の違いこそあれど、ヒップポップとミクスチャー系の境界がなくなってきていることを感じさせるアーチスト。この曲で俄然彼らの評価上がりました(それまではただのノリ系ユニットだと思ってたので^^;)。特に声がいいとか、ラップにキレがあるとか、そういうのじゃないんだけどなぜか歌の世界に惹かれた曲。

●花/中孝介
 昨年は男性ソロボーカルにも期待の芽が。秦基博「鱗」、馬場俊英「スタートライン〜新しい風」あたりも挙げたかったけど、やっぱり声の力に圧倒されたのはこの曲だったかな。楽曲提供の森山直太朗がこんなところで再評価されたのも嬉しかった(^^)。ただ、ポップスにいかに展開していくか、という意味では元ちとせ同様苦戦しそうなんで、今年は正念場かも。

●Innocent Blue/mink
 今年初め、エイベックス初の新人では中村中の方が騒がれてたんだけど、角川映画との強力タイアップがある彼女の方が間違いなく来る・・・と思ったんだけどなあ。低音から高音まで重量感のある声、映画ともリンクした壮大な世界は一聴に値すると思います。その後4種類発売とかやってるわりにタイアップには力が入っていない?

●たしかに/アンジェラ・アキ
 「サクラ色」がすっかり代表曲になっちゃったので、あえてこっちを推します。彼女はちょっとシングル多作すぎて、聞き込む間もなく次の曲・・・ってプロモーションになってしまった気がする。ただ、アップテンポのこの曲で弾き語りのイメージから脱却できたのは成果かな。もともと流行歌を歌うタイプじゃないので、例えばaikoくらいのペースで確実に浮気しないファンをつかんでいってほしいです。

 もう1回分くらいかかりそうなんで、続きは今週の一連のチャート記事のあとに(^^)。
endscape
ソニーレコード

エピックレコードジャパン

2008年01月09日

07's好曲10「トレイン」

 07's好曲も残り1曲になりました。最後は悩みに悩んだ末、07年は3枚のシングル&待望の5thアルバム「ケツノポリス5」発売と精力的に新作を発表したケツメイシ「トレイン」に。彼らの曲、個人的にツボにハマる曲とそうでない曲の差がかなり大きいんですが(苦笑)、これに関しては一言で言えば「ずるい」というのが感想でしょうか。

 花鳥風月を織り込んだ詞、「列車」を介して夢に向かって進み出せとエールを送るテーマ、韻の踏み方、子供心をどこでリサーチしてきたのかという緻密な感情表現。どれもこれまでのケツメイシの曲にない新しい要素ではないんだけど、なぜか新しい感動を呼び起こす。すごく不思議な歌です。

 テーマは違うけど、トラックのつくり的には「さくら」に近い、ポピュラリティを持たせたものを狙ったのだと思います。ラップパートは長いんだけど、コアなファン以外もついていけなくもないさじ加減。でもってサビはしっかりとしたメロディーを持ってくる(このパターンは最近のミクスチャー系バンドにも共通するところですが)。この按配は絶妙です。「聖なる夜に」も良かったけど、個人的にはラブソングよりライフソングの方が彼らの作品に関しては奥が深いような気がするのは僕だけ?(苦笑)

 さて、「ケツノポリス5」はさすがにバカ売れした前作「4」には遠く及ばないセールスになりそうです。とはいえ、この手の音楽がダブルミリオンまで行くこと自体が正常じゃないのかも。そこらへんは充分オトナですし、08年はもしかするとツアーとかのみでまったく音源は出ないのかも。しばらく「5」をヘビーローテーションにして新作を待ちたいと思います。
トレイン
トイズファクトリー
ケツノポリス5
トイズファクトリー

2008年01月08日

07's好曲9「哀歌(エレジー)」

 残り2曲となりました。昨年前半の曲だったんで、正直なところ今のハマリ具合ではちょっと順位は下がるんだけど、これが出た当時はこればっかり聞いてたことが過去の記録から判明。ということで、9曲めは平井堅「哀歌(エレジー)」です。

 05年のベスト盤発売前後から、あえて健全系バラードのイメージを崩すべく「POP STAR」「バイマイメロディー」と80年代歌謡曲的フレーバーのする曲を続けてシングルで出した彼。個人的には違うな〜と思ってたんですが(1ヶ月後にすぐ「君の好きなとこ」が発売され、この曲のメディアでの賞味期限が短かったのはホント惜しい・・・)、ひさびさにエロスを感じるバラードが来て嬉しかったのを覚えてます。「汚して」「溺れて」「壊して」「引き裂いて」「蝕まれ」「落ちてく」・・・これだけの言葉を畳み掛けるように歌って描かれるR指定の世界を、彼以上に体現できる人は現在のJ-POPアーチストではおそらくいないんじゃないでしょうか。

 あと、カラオケで歌ってわかったんですが、この曲は歌の世界にどっぷり入らないと歌えません。少しでも照れがあると無理。そのくらいギリギリのラインで作ってます。このあとの「fake star」はちょっと狙って作られた感があって、彼のモノマネ的歌い方をすれば何とかなるのですが(苦笑)。
 しかし、05〜07年とオリジナルアルバムがない彼。ここまでのシングルを全収録したアルバムとなると、全貌はいったいどんなことになるんでしょうか。08年はそっちが楽しみです(^^)。
哀歌(エレジー)
DefSTAR RECORDS

2008年01月07日

07's好曲8「everyhome」

 8曲めに紹介するのは、ハマったのは事実だけど今年の更なる活躍を期待して・・・という条件つきの1曲。03年末以降ほぼ活動休止状態から、2年半ぶりシングル&4年余ぶりのオリジナルアルバムで復活した鬼束ちひろ。「everyhome」「僕等 バラ色の日々」、どちらともそれなりに印象に残ったんだけど、やはり復帰1作目としての印象が強い「everyhome」を取り上げます。

 それまでの羽毛田丈史プロデュースを離れ、売れっ子・小林武史とタッグを組んだ今作。活動休止前はヘビーサウンドに傾倒してたこともあり、その延長か・・・といろいろ推測したのですが、実際はほぼピアノ1本+ボーカルもかなり未処理に近いバラード。彼女の「コエヂカラ」がまだ完全には戻っていないことをあえて晒してまで、歌と再び向かい合うと彼女が決心した原動力は何だったんだろう、と個人的には興味がわきました。

 もともとストーリーテラーというよりは、「自分に降って来た」言葉を詞につむぐタイプのアーチスト。詞については前面にその部分が出ています。浮かんで来るのは、低く雲が垂れ込めた灰色の世界。「僕等〜」も、そのタイトルに反して浮かぶ映像はやはり灰色の日々。でも、器用に幅広い世界を描くというよりも、彼女にしか描けない世界をとこまでも掘り下げる・・・これが彼女の曲の本質なんだと思います。

 テレビではまだまだ精神的安定からはほど遠そうな表情も見えたような気がする彼女。ハラハラしながら、今年も彼女の動向を注目することになりそうです。
everyhome
ユニバーサル・シグマ
LAS VEGAS(初回盤)(DVD付)
UNIVERSAL SIGMA(P)(M)

2008年01月06日

07's好曲7「大阪LOVER」

 昨年のDREAMS COME TRUEの活躍は誰しも認めるところだと思います。正確には一昨年11月の「もしも雪なら/今日だけは」から4枚のシングル、4年に一度のドリカムワンダーランド、吉田美和をとりまく突然の訃報、そして最新アルバム「AND I LOVE YOU」の大ヒット・・・ ファンにとってはたまらない1年だったのではないでしょうか。

 僕が個人的に印象深かったのは、大阪・USJのアトラクションとのコラボ作となった「大阪LOVER」。彼女のライブがワンダーランド=移動遊園地と称されるくらいだから、今までこの形のタイアップがなかったのが不思議といえば不思議。だけど、これだけサイクルの早いJ-POP界と、投資がハンバじゃないアトラクションの連動は本当に素晴らしかった。ということで、7作めは「大阪LOVER」を取り上げます。

 ・・・と大人の事情は理解できたものの、「なぜドリカムが関西弁?」という謎が(一応関西圏在住の長い僕には)ずっとつきまとってました。歌詞のそこかしこに出てくる関西弁的言い回しに最初は違和感があったのも事実。だけど、大阪の彼氏と東京の彼女の遠距離恋愛という設定が、かなり緻密な観察力と計算の上に成り立っていることに思わず感服。

 新大阪駅までスウェットで迎えにいく彼、彼氏=「連れ」という表現、一車線しか動かない御堂筋、東京タワーと通天閣と万博の塔の登場のさせ方、愛着があるがゆえの「大阪のおばちゃん」・・・関西での評価がどうかリアルタイムではわからないですが、少なくとも全国並みには受け入れられたのではないかと思います。

 曲も彼女ららしいアップテンポ。最近では「何度でも」が「LOVE LOVE LOVE」に並ぶ名曲として「成長」してきましたが、この曲と「ア・イ・シ・テ・ルのサイン」は、今後その可能性を秘めている曲だと思います。とりたててドリカムファンではない(苦笑)僕が、昨年確実にハマった1曲です。
大阪LOVER
NAYUTAWAVE RECORDS
AND I LOVE YOU
UNIVERSAL MUSIC K.K(P)(M)

2008年01月05日

07's好曲6「PLAY THE GAME」

 ここから5曲は正直言って僅差でどれを選ぶか迷いました。なので、選ぶ時期が少し違っていたら変わってたかもしれないし、発売された当時のハマり具合なども思い出しながら選んでみました。

 6曲めは昨年解散したロードオブメジャーの「PLAY THE GAME」。タイアップ(NHKアニメ「メジャー」)+大リーガー斉藤投手出演のPVも手伝ってとはいい、シングルチャートでTOP10に入り、有終の美を飾りました。彼らは結局デビュー曲「大切なもの」の大ヒットからほぼセールス的には下り一直線だったのですが、音楽的にはひとつ上のステージに来ていただけに、解散は本当に残念でした。

 覆面的温故知新でも書きましたが、「偶然という名の必然」で一度難解な方向に入りつつ、06年のシングルあたりから再び疾走感あるトラックに戻って来ていると個人的に感じました(この年の2枚がたまたま両方とも野球関係のタイアップというのも偶然か?)。で、「PLAY〜」では、いい意味での「蒼さ」「潔さ」「勢い」が、より少ない言葉で表現されています。北川賢一のボーカルも、気持ちが前のめりになっていた初期の楽曲に比べて、言葉の伝わりと気持ちのスピードが合って来たと最も感じた曲でした。

 バンド系の曲は10曲中おそらくこの作品だけになると思います。ちょっと難しいなあ・・・と思う作品が多い中、単純に気持ちよく聞ける曲でした。バンドの成り立ち上、解散は仕方ないことだと思いますが、それぞれのメンバーが次に関わるバンドサウンドに注目していきたいと思っています。
PLAY THE GAME
JUNK MUSEUM
GOLDEN ROAD~BEST~(5万枚限定生産)(DVD付)
JUNK MUSEUM

2008年01月04日

07's好曲5「ENDLESS STORY」

 この曲だけシングルじゃないところから選ばせていただきます。カバー3作で200万枚も視界に入ってきた、徳永英明「VOCALIST」シリーズ。昨年、実は好アルバムで取り上げたんだけど、ここまで話題が話題を呼ぶとは正直思っていなかった。まさに報道効果ってすごい・・・(秋川のミリオン突破もミリオン報道があってからもうひと伸びしたしね)。「VOCALIST3」では「恋におちて-Fall In Love-」が先行シングルで出てるんだけど、あの曲はどうも原曲に忠実に歌ってないと思うのです。特にサビ最後の「I'm just a woman」の「(wo)man」でぶつっとボーカルを切るところ。あれがどうも気になって・・・

 昭和歌謡もいいけど、個人的なお気に入りは伊藤由奈(正確にはREIRA〜)が歌った「ENDLESS STORY」です。この曲、アルバムの中でもキーがかなり高い方だし、英語もあったりで収録曲の中では結構異色。で、全盛期の徳永に近いボーカルが聴けます(やはり年齢のせいで若干枯れてるのは否めないけど)あと、伊藤バージョンでは低音部と高音部のメリハリを感じなかったんだけど、サビの「たとえば」の「と」とか、声を張るところをファルセットに逃げてなくて、彼にしか出せない高音のボーカルと低音のかすれ具合がいい按配だと思います。

 ファンとはいえ、個人的には「VOCALIST4」はもう出してほしくないんだけど、自作曲に戻ると一気にセールスが通常のレベルに戻ってしまう彼。いっそのこと、詞曲を職業作家や他のアーチストに任せて、自分のボーカルがもっともよく聴こえる作品を提供してもらい、再度歌うたいに徹してみるってのはどうでしょうか。あるいはセルフカバー「カガヤキナガラ」の再発を希望。カバーブームの先駆者で終わるにはあまりにもったいない存在ですから。
VOCALIST3(初回限定盤B)
UNIVERSAL SIGMA(P)(M)
セルフカヴァー・ベスト~カガヤキナガラ~
ユニバーサルJ
フォト一覧を見る
芸能人が集まる無料ブログ。スタ☆ブロでブログを開設する!

3位飯田圭織
7位菊地美香
8位Kalafina
9位増田俊樹