というより、政治にアツくなっている人、が増えている。
そして、アツくなっている人たちのほとんどは、民主党が嫌いで小沢一郎を諸悪の根源だと考えている。
曰く「国が滅ぶ」と。
それを憂える人たちの期待に応えようと、いくつかの新しい政党が誕生したりしているが、そもそもこれらの政党がなぜ「今」誕生しているのかをよくよく考えてみる必要がある。
「なぜ自民・公明両党が大敗北することが予め解かっていた昨年の総選挙の時ではなくて、今夏の参議院選挙なのか?」
理由はたった一つしかない。
「ヨゴレシゴトは小沢&民主党に任せて、肝心なところの主導権を握ること」
である。
ものごとの本質を見極める際に有効な手法の一つに「逆算」の発想がある。
将来ほぼ確実に起こりうる事態から、現在の動きを読み解く方法だ。
「10年後には、国債の国内消化率が60%になる」
現在、世界最悪水準の財政問題を抱える日本は、その多額な国債残高の根拠を個人の金融資産1400兆円に求めている。
しかし、この「1400兆円」という数字はなんの裏付けもない数字である。
ただ役所や金融機関が何の検証もなく提出した「お手盛り勘定」の単純なる合計に過ぎない。
私たち日本人がその歴史から学んだ数少ない教訓の一つに、
「何度も繰り返しアナウンスされる景気のいいハナシは、まず嘘である」
というものがある。
〇〇だから大丈夫、で大丈夫だった例が無い。
何度もこれで痛い目に会っているのに、ついつい信じて安心してしまい、問題を先送りし続けた挙句、とんでもない事態に直面する。
日本国民の個人金融資産についての様々な検証資料を読んでみると「良くて1000兆円、最悪700兆円」というところのようだ。
そして、先日発表された三菱による「国債の国内消化率の推移予想」では、現在およそ95%なのが10年後には60%にまで落ち込むらしい。
たった10年でこれだけ落ちれば大混乱が起きる。
しかもこの数字は、現在の個人金融資産1400兆円ベースの数字だ。
もし「正確」な数字だったら・・・
考えるだけでも恐ろしい。
やらなければ先に進めないことに、民主党はとりあえず手を付けてくれた。
というより、それをするための「混乱状態」を作ってくれた。
今までどの政権もできなかったことであるから、それはそれで評価してもいいことだと思う。
そして、ここから2年が勝負どころである。
永きにわたって日本人が隠し続けてきた「嘘」が、びっくりするくらい飛び出してくるかもしれない。
怯まず、内向きにならず、堂々としていかなければならないだろう。
便利な魔法やオマジナイなどには頼らずに。
