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夢にまで見たスペインに渡り、5カ月が過ぎた。しかし、俊輔の苦境は続く。そんな中、セルティック在籍時に自伝「The Zen(禅)of Nakamura」を執筆するなど、中村と親交が深いマルティン・グレイグ記者が今後についての記事を発表した。
スポルト紙によると同記者は「エスパニョールと2年契約を結んでいるが、全うするのは難しいだろう」と記している。具体例として、俊輔の移籍はアンリやイニエスタ、イブラヒモビッチら一流選手と戦う目的もあったが、待望の前節バルセロナ戦で出場機会がなかったことを指摘。さらに「10月ごろから『31歳の今ではなく、29歳のときに来るべきだったのかもしれない』と思うようになった」と、俊輔が打ち明けたととれる談話を引用している。
また、「バルセロナに日本の学校がないことは大きなマイナス要素で、今季終了後に帰国することになるかもしれない」と、移籍交渉の際に懸案となっていた子どもの教育問題についての“内情”も明かした。
中村は今季フル出場はわずか3試合、まだ得点も挙げていない。「こつこつと仕事をするしかない。ポジティブにやっていく」と話すが、光明は見えない。チームがリーグ戦5連敗していることもあり、スター扱いで歓迎した地元メディアやサポーターの声も日に日に厳しさを増している。
連係の中で才能を発揮するタイプだが、エスパニョールはやや大味なスタイルのため持ち味を出せていない。ポチェッティーノ監督は「ナカは苦労しながらも少しずつ学んで適応しようと努めている」と話しながらも、起用法は明確にしていない。6月のW杯を控え、このまま出場機会を失えば、日本代表にも痛手。状況が好転しないなら、中村が大きな決断を下す可能性もあり得る。