長くなっちゃうけど、書きます
昨晩放送されていた
特別ドラマ
『なでしこ隊』を観ました。
“なでしこ隊”とは
鹿児島から発つ特攻隊の人たちの
身の回りのお世話と、最後の見送りを命じられた15歳の少女たちのこと。
なでしこ隊の中でリーダー的存在だった少女が
当時、毎日のように日々の事を日記に書き留めていました。
そこに書かれた事実と
特攻隊の中で生還された方、
なでしこ隊の中でご健在の方などの証言を元に
作られたドラマのようです。
数々の真実の物語があったのですが、
中でも、
本当に胸に来たのが、
特攻隊の中の一人で
婚約者がいた人がいました。
穴澤利夫さんという方。
結婚するはずのその日に
特攻隊として召集された穴澤さんは、
様々な理由から5回特攻に失敗していました。
彼女から受け取ったマフラーをいつも首に巻き、
最後の特攻の前日、彼女への長い手紙を書きました。
その手紙は今も残されていて、
彼女(智恵子さん)へ書かれた文章の最後には
『智恵子、会いたい、話したい、切実に――』
とありました。
その、
智恵子さん(84歳)は今もご健在で、
とてもしっかりした気丈な方。
63年間、
結婚もせず、
穴澤さんたった一人を想い続けて生きていらっしゃった。
残された形見は、
穴澤さんが当時吸った、煙草の吸殻2本だけ。
家には、空軍服を着た穴澤さんの写真を飾っていて
それを見ながら
「鏡で自分の顔を見るとねぇ、あぁ60年経ってるなぁと実感するんだけど、
この写真と向き合ってる時の心の中は、あの時、
あの人と出会っている気持ちのままなんですよ」
「あの人には、あのマフラーだけ。私にはこの吸殻だけ。
いつもあの方と一緒に。
ゆくゆくは共に死ねたらと、そう思っていました。」
と。
その智恵子さん、
今もご健在の、穴澤さんのご兄弟のお家へ尋ねました。
実はそのお家には、
当時穴澤さんが身につけていた軍服が
とてもきれいな状態で保管されていたんです。
それを見せて貰った智恵子さん。
「あらぁ、まぁ」
と、手にとって、しばらく眺めた後、
軍服の上着を持ち上げ、
軍服のを鼻に近づけたかと思うと、
そっと顔をうずめ、
そのままじっと止まり、
嗚咽を漏らしました。
60年以上ですよ、
散っていった恋人を想い続け、
60年以上ぶりに、
恋人の当時の軍服に顔をうずめる。
いやぁ、たまらなかった。
ボロボロ泣いてしまった。
その瞬間、
穴澤さんが、智恵子さんを抱き締めているように見えました。
他にも、事実なドラマが沢山ありました。
役者さん方も、本当に素晴らしかったです。
でも、
この瞬間ったら、なかった。
穴澤さんも、きっと報われたよね。
きっと63年間、ずっと智恵子さんを見守ってきたよね。
当時を生きて、今もご健在の方々から
直接お話を聞くのは、きっと今がぎりぎり。
でも、ちゃんと語り継いでいかなきゃだめですよね。
そして、俳優という職業が
世の中のために出来ることって
あるなぁと、あらためて実感しました。
我らがチームの先輩、
伊嵜充則さんも
母への想いを胸に抱きながら特攻された方を演じていらっしゃいました。
泣かされた・・・!
コメントありがとうございます!
色々と考えながら、読ませて頂きました。
それでも戦争がなくならないのは、戦争も一つのビジネスと化しているからなのでしょうか。
個人では何も出来ないかも知れませんが
「知る」ことは大きな一歩ですよね。