プロデューサー、作曲家として木村カエラ、時給800円、神話(SHINHWA)、SMAP等数々のヒット作・話題作をクリエイトしてきた山沢大洋。その幅広い人脈と豊富な音楽知識、深い洞察力と暖かい人柄はまさに次代を担う音楽プロデューサーの筆頭に挙げられる存在。そんな彼の嗜好性をフルに発揮し、幅広い音楽ジャンルを網羅、また馴染みのアーチストから、アッと驚くコラボレーションを表現したファースト・アルバム「music tree」が完成!このブログでは音楽制作の過程や彼の広い交友関係なども紹介していきます。海外の情報やこれから音楽業界を目指したい人は必見です!

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電話  2009年12月02日(Wed)
が鳴り、久々に昔の同僚からだった。

なかなか会社の業績が厳しく、自分のモチベーションも下がっている類いの内容だった。

辞めたいという後ろ向きな話を聞いてしまったのだ。

この人の辞めたいは、そこらへんにいる輩のそれとは違っていて、相当な責任を背負った人だから、この発言には、こちらもかなりショックを受けた。

自分を先生と言わせ、ふんぞり返って勝手気ままな生活を送って来た連中が、何のインフラ整備を怠り、私腹を肥やして来たことで、また煽りを喰らう働き盛りの人間たち。

本当に嫌な時代だし、嫌な世の中だねぇ。

昔、若くして、とある企業の役職(副社長待遇)にと誘われた事があって、丁重にお断りした事がある。

そういうのって、自分には向かないと思っていたからだ。

下手な会社の役員なんかよりは、方向性が合えば、俺の方が業績を上げる自信はあるんだけど(少なくとも今の音楽業界の経営陣には、負けないよ、俺。断言。)、そういう事が嫌で、音楽に集中したいとの思いで独立した経緯がある。

でも、このままでは、何にも残らないね、この業界も。

でも、純粋に生まれて来る音楽もたくさんあってね、最近も胸にグサッ!と来た音楽があった。

真剣に働いているスタッフもたくさんいる。

事務所にもレコード会社にも、そういう人たちが、まだまだたくさんいる訳だ。
アーティストと名乗る人間も、そういう部分を理解した接し方が出来ない人間もいれば、保身に生きる経営陣もいる。そして、勘違いした現場も多々いるのも事実。

音楽村だけで完結した器なんてどうでも良いことであって、世の中を震撼させるエネルギーをぶつけて欲しい。

それが社会的責任へと転化して行くのだ。

あるアーティストの移籍話にぶら下がり、自分の条件を高め、一緒に移ろうとの奇策を狙った輩の噂話を人伝に聞いた。
そんな事で、アーティストを私物化して利用するのなら、そのアーティストを、そんな会社に紹介しなければ良かったと、俺は後悔している。

逆に、その会社と約束して来た事は、ことごとく裏切られて来た俺もいる。

だから気持ちは解らないでもないが、すべての経緯を知る者として、やるせない気持ちも抱いてしまった。

上記の方は、誠実に頑張って来た結果、苦しんでいる。

一方で、ズル賢く世渡りする人間も。 
俺はいつでも権力よりも誠実な「人」と寄り添う。

それで俺が沈むならそれでいい。本望だ。
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