シミ治療。しみのなかには、肝斑というものがあります。肝斑は、ほぼ左右対称になって発生する特徴があり、とくに額、頬、頬骨、眉毛の上、口のまわりなどによく見られるしみです。肝斑は不規則な形で、色は淡いタイプから暗タイプまでさまざまです。できたばかりの肝斑はややくすんだくらいのしみですが、放置しておけば悪化してしまい、しみの色が濃く場所も広がっていきます。しみの表面はなめらかで、痛みやかゆみをともなうことはありません。
20代後半から40代の女性によく見られる肝斑は、妊娠してから濃くなり出産後には薄くなることもあるので、女性ホルモンがもとになっているのではないかとされています。肝斑は、紫外線がきっかけとなって発生し悪化しやすいしみなので、紫外線を避けることが大切です。肝斑ができる他の理由としては、ストレス、過労、ピルなどの要因が考え、治療方法もいくつかあります。
しみのひとつである老人性色素斑は、厚みのないタイプのしみになります。体のなかでも露出が多いところや、日光が当たりやすいところにできやすく、手、顔、腕などによく見られます。老人性色素斑の形は、円形や楕円形などが多く、大きさはだいたい5mmから20mmくらいになります。
日光角化症は、日光のあたりやすい顔や手などに多く見られる皮膚の腫瘍です。やや盛り上がった形をしているのが特徴で、色は茶褐色や赤いことが多いようです。日光角化症をそのままにしておくと、皮膚がんになってしまうこともあるので、しみと思っていたものが変化したときには、皮膚科での診療を受けたほうがいいでしょう。
しみと思っていたものが突然大きくなったり、盛り上がったりしたときには、要注意です。皮膚がんの約2割は日光角化症によるものなので、しみに異常があるときには、医師の診断が必要です。炎症性色素沈着は、にきび跡、やけど、怪我、カミソリ負けなどが、肌への刺激となって生じるしみの一種です。肌への刺激によって、炎症などのトラブルを起こしてしまうと、いつもよりメラニンが発生して色素沈着がおきてしまいます。
肌への刺激による炎症がたびたび起きなければ、炎症性色素沈着の色はだんだん薄くなっていくので、それほど心配ありません。炎症性色素沈着は、どちらかといえば治りやすいしみだといえるでしょう。太田母斑は正確に言えば、しみではなくあざですが、しみとまちがわれることもあります。 太田母斑は思春期までに起こりやすく、目のまわりを中心にして、顔の片方だけにできやすいものです。
しみの治療としてよく知られているのは、レーザー治療でしょう。さまざまな原因によって色素沈殿してしまったしみは、なかなか消すことができませんが、すぐに取ることができることを可能にしているのがレーザー治療なのです。レーザー治療は1970年くらいから、おもに美容外科において盛んになり、その後いろいろな改良が加えられて現在のような形なっています。