米国株式市場は小幅高。メリルリンチは一段の資本増強を必要としていないとの報道で、クレジット問題の悪化に対する不安が和らぎ、3月の米雇用統計が景気後退を示唆する内容になるとの懸念を相殺した。
ハイテク株は、カナダの携帯情報端末大手リサーチ・イン・モーション(RIM)RIMM.0の決算が市場予想を上回ったことを好感し、買われた。RIMは5.9%急伸。
メリルリンチは1.2%高。日経新聞が、メリルのセイン最高経営責任者(CEO)の発言として、同社は追加増資を計画していないと報じたことを受け、米金融機関による評価損計上はピークに達した可能性があるとの楽観的な見方が広がった。
ダウ工業株30種は20.20ドル(0.16%)高の1万2626.03ドル。
ナスダック総合指数は1.90ポイント(0.08%)高の2363.30。
S&P総合500種指数は1.78ポイント(0.13%)高の1369.31。
アップルは2.8%上昇、S&P総合500種指数の上げを主導した。シスコシステムズは、UBSによる投資判断引き下げで、2.9%安となった。UBSのアナリストは、シスコの投資判断を「バイ」から「ニュートラル」に引き下げた。
ドルの下落を背景に金属価格が上昇し、アルミニウム大手アルコアは5.8%高となり、ダウの上げを主導した。
米株市場は序盤、3月29日までの週の米新規失業保険申請件数が予想を上回り、2年半ぶり高水準となったことを受け、下落していた。3月の米雇用統計発表を4日に控え、不安を誘う内容となった。
MKMパートナーズのチーフエコノミスト、マイケル・ダルダ氏は「市場は、弱い経済データを受けて下落して始まったが、上昇に転じた」と指摘した。
出典:ロイター