月刊日本カメラ1976年6月号に写真家の木之下晃氏と作曲家の武満徹氏の対談が掲載されていたという。「たい談・てい談」という、当時の連載らしい。
「たい談・てい談」を拝見すると、木之下氏のといかけから、武満氏がポラロイドに関心があること、写真家アンセル・アダムスが好きなことがうかがえる。
「木之下さんの写真でも、人間の顔っていうのが面白い」と武満氏が語っているところがある。
−略−
「ぼくはその人にイヤだって思われるような写真は、やっぱり、イヤなんだなあ。」と木之下氏。
−略−
二人の会話から
木之下氏「−略− アーバスの写真見てると、小人であったり、ものすごく太っちょであったり、ホモであったり、いわゆる人間の変な部分の典型でしょ。」
武満 氏「ダイアン・アーバスの写真見ててね、ホモセクシュアルとかそういうものを撮ってるときにね、ホモを撮っていたという風に思わない。それは写されてる関係においてですよ。やっぱりあの人がすごかったと思うのは、ホモセクシュアルの人たちが、いかに自分たちの同質の中にね、異質のものを発見する喜びを知ってるかってことを認識してたことだと思うんですよ。」
全文は、リンクの「たい談・てい談」を覗いてください。
この当時の木之下氏は、新進気鋭の頃でしょうか。武満氏はすでに、「世界のTAKEMITU」でした。
さて木之下氏は、なぜ音楽家ばかりを撮るようになったのか。
どうやら「単純に自分が音楽を聴きたかった。」という理由。
木之下晃 写真展「Dear Maestros −写真と自筆が語る世界の音楽家たち−」は終了したが、木之下氏へのメッセージが心地よい。
木之下氏は「大事なのは人と人が知り合っていくこと」と語る。
メッセージピックアップ
指揮者
シャルル・デュトワ
指揮者の友 木ノ下晃さんへ。ありがとう。
ウラディーミル・フェドセーエフ
写真は芸術だ。あなたは芸術家だ!
ネルロ・サンティ
実物より良く撮れています。ありがとう!
サイモン・ラトル
とても空腹でした!
ピアニスト
クリスティアン・ツィメルマン
写真という芸術に新しい意味を与えた偉大な芸術家
−マエストロ 木之下さんへ
エフゲニー・キーシン
これは素晴らしい写真です!心からの賞賛をこめて。
フルーティスト
オーレル・二コレ
おかしなフルーティストの素敵な写真


