今日はウィルス対策の話をいたします。XPマシンであればCtrl+Alt+Deleteで出てくるタスクマネージャ。あの中に、知らないプログラムがある日走っているのを見つけたとして。 もしかしてそれ、ウィルスじゃないですか? それも、元ファイルの存在しない、ウィルス対策ソフトを使っても駆除できない、最強最悪のウィルスかも……
彼の名は「HIROFU.A」、通称ひろふみくん。命名はぼくです。なんとなく似合ってる気がしたんです、ひろふみくん・ザ・ウィルス。 このひろふみくん、何とウィルス対策ソフトでは駆除できないんです。プログラムの終了もできません。元ファイルも存在しませんし、隠しファイルでもありません。ネットで調べても何の情報もないんです。 こういう時人間は、不思議と焦らないものです。なるようになれ、どうせ今までと同じだ、と悟りにも似た境地に入ってしまうのです。
さて、そんなひろふみくんとの関係が続いた後、彼は突然いなくなりました。文字通り、パソコンのどこにも存在しないのです。消滅。それが彼の最期でした。 ウィルスに感染した場合によくありがちなフリーズの頻度の増加やネットの重さは、ひろふみくんに関しては一切ありませんでした。ぼくに何の影響も与えぬまま、ひろふみくんは消えていきました。 このところよく、ひろふみくんのいた日々についてふと思い出すことがあります。あの静かで主張というところのないウィルスは、少しぼくに似ている気がするのです。彼がぼくの所に来たのは、ひょっとしたら寂しかったからなのかなあ。