― aiko、デビュー11年目・25作目のシングルで遂に初の首位獲得か!? ―
その第1週目として今週も多数の新譜がリリースされる中、首位筆頭として候補に挙がっているのがaikoの25枚目のシングル「milk/嘆きのキス」。
98年のデビュー以降、コンスタントにヒットを出し続け、J-POPにその地位を確立している彼女。
しかし、チャートに詳しくない人には意外と思われるかもしれないが、これまでシングルで首位を獲得したことは1度もない。今回、デビュー11年目にして初の首位獲得のチャンスが訪れている。
チャートにおいて彼女を語るにはもう一つ、忘れてはならないのがその抜群の安定感。
※画像クリックで拡大できます。オレンジ色の数字が初動売上、黄色の部分の数字が累積売上。
2001年に自己最高初動の15万枚を記録した「初恋」以降、2002年にリリースされた「あなたと握手」で1度、初動6万台にまで下落する不調を見せた。当時は"CD不況"と言われつつも今よりも上位は賑わっており、初動6万枚はまだザラに出されていた時代。現に、このシングルは最高売上を記録した「ボーイフレンド」以降、唯一TOP5から漏れている作品でもあり、不調ぶりを伺うことが出来る。
しかし、それ以降、さらに深刻化する"CD不況"の中で、タイアップで多少の上下はあるものの初動5万台〜7万台を6年間キープ。唯一の5万台もアルバム「暁のラブレター」の先行シングルだった「えりあし」のみと、その安定感はチャートファンの間でも徐々に語られるようになった。ただその一方で、ヒットから遠ざかっているのも事実。2001年以降ではドラマ主題歌となった「キラキラ」以外、累積20万枚を越えるヒットを記録していない。
更にその間、アルバムの売上も安定した数字を記録していたのだが、前作「秘密」はその前のアルバム「彼女」から大きくセールスを落としており、安定感抜群のaikoにも遂に不況の波が押し寄せている気配がある。
ここ数年では、週を選べば十分に1位を獲得できたのを、意図してなのかそうでないのかは定かではないが避け続けてきたaiko。今回、巡ってきた初のシングル首位のチャンスを確実にモノにして、その不調のカンフル剤としたいところだ。CMタイアップとゲームタイアップの両A面シングルということで、ロングヒットする要素も十分。2週目以降の推移にも注目したい。