| 4seasons 第17回 |
。*゚りょうおもい゚*。
私は昔から無口なほうで、面接試験なんて、本当に無理だった。
だから、筆記試験をわざわざ選んで、この高校に入学した。
情報会計科なんて選んだのも、将来接客なんてしたくなくて、事務をしたかったから。
人と話すのが、面倒臭い……
っと言ってしまったらそれまでだけど。。。
登下校は基本的に一人が好き。
音楽聴きながら、ちんたらママチャリ漕ぐの。
そんなマイペースさについてこれるのは、同じクラスの、サホリだけ。
てか、まあ、
サホリが一人で、彼氏がどーとか、姉ちゃんがとーとか、バイトがどーとか、
しゃべってるだけなんだけどね。
別に私に話すことを強要しないから楽なんだよね。
私の学校には、他にも科があって、農業科、環境科、生活科、そして情報会計科と、4つもある。
農業・環境科は、男子ばかりのクラスで、
情報・生活科は女子ばかり。
だから、それぞれカップルがいたり、好きな人がいたりする。
まぁ、年頃だし、お互い意識するんだろうね。
私はもっと意識しろって、サホリに言われるケド。
「亜希〜!おはよ!」
「はよ。サホリ」
軽く笑い、自分の席の横にカバンを落とす。
「あ。弁当崩れたかも」
私はカバンを開け、弁当の無事を確認しようとした。
「すごい音したもん。弁当、箱ごと割れたんじゃない?」
サホリは心配そうに私を覗きこんだ。
「………………」
「…………亜希?」
「………無事」
「良かったじゃん」
「ってか弁当忘れたみたい」
私、弁当自体忘れてた。
笑えないから。
「あはは!ウケる!サホリも今日学食だから、丁度良かったじゃん!」
サホリは手を叩いて笑っている。
今日も1日が始まる。
ボーッと授業を聞いて、適当にノートに写す。
たまに先生が、かんだりして、それが可笑しかったり。
だけど、その日々は変わり無くて、華の高校生活も、私にはモノクロにしか映っていなかった。
半年と少し前に入学したときも、私は淡々としていて、母さんのほうが浮かれていた。
窓からは、もう散ってしまった桜の木。
春は……
あんなにきれいだったのにね。。。 |
|
| Posted at 01:33
| この記事のURL | Clip!! |