2010年12月22日

夢物語でよいのだ。 夢物語でよいのだ。



水嶋ヒロさんの作家デビュー作が空前のヒットを記録・・・。
初回発行部数43万部に達している「KAGEROU」。
才能溢れる方には、まことにもって羨ましいものだ。。。

電子書籍が当たり前になってきている昨今にて、
紙媒体である本が売れているのは、
自分の仕事と照らし合わせてみても喜ばしいことかも。

不景気なのにデジタル化の勢いは止まる事を知らない。。。
便利な世の中における不景気は、
従来あったものが、徐々に排除されがち。。。

確かに紙を使うことは、印刷代、断裁費、デザイン費など、
電子書籍に比べれば、経費が掛かるかも知れない・・・。
おまけに紙を使わないことは「エコ活動」にも繋がる・・・。
これはCDにおいても同じこと。。。

宣伝費や制作費においても、
真っ先に切られるのが、おそらくナレーション費であり、
別にナレーターじゃなくても、誰かが喋れば、
それで通ってしまうんだよね。。。

トラディショナルなものを大切にする事って、
もしかすると贅沢な事なのかも知れない。。。


「ノルウェイの森」が絶賛公開中だけれども、
今の映画シーンは、小説からの映画化が、とても多い。
そして映画化が決まった作品は、
当然ながらベストセラーである。
よって、多くの人に読まれている作品であって、
それらの映画化は、やっぱり賛否両論に成りがち。。。

小説好きの多くは言う・・・。
「小説は自分のイマジネーションによって物語が成り立つ・・・」
人それぞれが物語を解釈すると言うワケだ。。。

莫大な経費を掛けてまで映画化する必要はあるのか??
人の感性の広がりを作ってくれるのは、
デジタルではなく、アナログなものではないか・・・。
本がもたらす因果関係は実に複雑であり面白い・・・。

そして、そんなアーティスティックな読書家が多いからこそ、
毎年名作と呼ばれるベストセラーが生まれるのでは??


では、読書家が本の魅力にハマったキッカケって、
どんな作品だったのだろう。。。

自信持って「読書家」を名乗れない自分だけれども、
それなりに本を読んできた思い出がある。。。
夏休みや冬休みなどの読書感想文を提出する際の、
言わば、“強制的な読書”の思い出ばかりではあるけれど、
意外とハマったのが、やはり江戸川乱歩作品だったかも・・・。

明智小五郎、少年探偵団 VS 怪人二十面相の推理バトル
「電人M」、「地獄の道化師」、「一寸法師」、「人間豹」、
「影男」、「魔人ゴング」、「鉄人Q」、「青銅の魔人」などなど・・・。

今回、水嶋ヒロさんが小説大賞を受賞した、
ポプラ社から発行されていた「少年探偵団」シリーズを、
地元の図書館でよく読んでいたのを覚えている・・・。


当時は、そのインパクトある表紙に興味が沸いた・・・。
柳瀬茂さんによるハードボイルドな表紙は、
読んではならない本のようなオーラが出でいた・・・(笑)

そんな表紙のインパクトも相まって、
江戸川乱歩のゴシックでミステリアスな世界へと
吸い込まれていったような気がする。。。

おそらく、これをキッカケにホラー作品に夢中になった
少々歪んだ視線を持った少年へなってしまったかも知れない・・・。

そんな僕のような経験を経てきて、
かつ読書家の方に訪れて欲しいのが、
千代田線の千駄木駅から近くにある喫茶店「コーヒー乱歩° 」
谷中、根津、千駄木・・・通称“谷根千(やねせん)”の有名店。


江戸川乱歩の名作「D坂の殺人事件」の舞台でもある、
千駄木の団子坂から308歩目に着く喫茶店であり、
江戸川乱歩、横溝正史、寺山修司、つげ義春、丸尾末広など、
カルトで独特な耽美な世界の本が店内にズラリ並んでいる。
そして、ココのオーナーが愛する猫グッズもいっぱい・・・。

さぞかし不気味な店内かと思いきや、
モダンで懐かしい昭和の雰囲気漂う喫茶店である。

御茶ノ水での仕事帰りには、よく訪れていた喫茶店だったが、
先日久しぶりに訪れてみたけど、相変わらずの雰囲気だった・・・。


「コーヒー乱歩° 」に寄った方たちがメッセージを記す、
「楽我記帳(らくがきちょう)」を読むと、
日本語のみならず、英語、中国語、韓国語、フランス語と、
さまざまな言葉がしたためられている。。。
そして必ずや猫のイラストも描かれていたりする。

店内にある本を読みながら、
コーヒー、ジャンバラヤ、チーズケーキ、アップルティーと、
「コーヒー乱歩° 」の人気メニューを堪能した。。。


デジタルでは表現できない独特の毒々しい世界観・・・。

表現の規制が厳しくなかったレトロホラー、
レトロサスペンスの第一人者、江戸川乱歩の映画作品は、
発禁モノが多く、それはそれは、立ち入ってはいけない世界。。。
古臭くてチープ・・・でも、だからこその怖さ。。。

そんな世界観に浸っていても、
「コーヒー乱歩° 」の名物ニャンコ「良介君」にめぐり会えれば、
ゴシックワールドがすっ飛び、気持ちが安らげる・・・。
う〜ん・・・この日は残念ながら、彼には逢えなかった。。。

看板猫のくせに、なかなか逢えないのが良介君。。。
うーん・・・猫のきまぐれっぷり分かります・・・(笑)

2年前に無我夢中で綴っていた、
ヘヴィ・メタルブログ「METAL無頼漢」にて、
メガネをかけた良介君の写真と一緒にココを紹介したっけ。。。
アイツ元気なのかなぁ???
Posted at 17:56 | この記事のURL | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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