水嶋ヒロさんの作家デビュー作が空前のヒットを記録・・・。
初回発行部数43万部に達している「KAGEROU」。
才能溢れる方には、まことにもって羨ましいものだ。。。
電子書籍が当たり前になってきている昨今にて、
紙媒体である本が売れているのは、
自分の仕事と照らし合わせてみても喜ばしいことかも。
不景気なのにデジタル化の勢いは止まる事を知らない。。。
便利な世の中における不景気は、
従来あったものが、徐々に排除されがち。。。
確かに紙を使うことは、印刷代、断裁費、デザイン費など、
電子書籍に比べれば、経費が掛かるかも知れない・・・。
おまけに紙を使わないことは「エコ活動」にも繋がる・・・。
これはCDにおいても同じこと。。。
宣伝費や制作費においても、
真っ先に切られるのが、おそらくナレーション費であり、
別にナレーターじゃなくても、誰かが喋れば、
それで通ってしまうんだよね。。。
トラディショナルなものを大切にする事って、
もしかすると贅沢な事なのかも知れない。。。
「ノルウェイの森」が絶賛公開中だけれども、
今の映画シーンは、小説からの映画化が、とても多い。
そして映画化が決まった作品は、
当然ながらベストセラーである。
よって、多くの人に読まれている作品であって、
それらの映画化は、やっぱり賛否両論に成りがち。。。
小説好きの多くは言う・・・。
「小説は自分のイマジネーションによって物語が成り立つ・・・」
人それぞれが物語を解釈すると言うワケだ。。。
莫大な経費を掛けてまで映画化する必要はあるのか??
人の感性の広がりを作ってくれるのは、
デジタルではなく、アナログなものではないか・・・。
本がもたらす因果関係は実に複雑であり面白い・・・。
そして、そんなアーティスティックな読書家が多いからこそ、
毎年名作と呼ばれるベストセラーが生まれるのでは??
では、読書家が本の魅力にハマったキッカケって、
どんな作品だったのだろう。。。
自信持って「読書家」を名乗れない自分だけれども、
それなりに本を読んできた思い出がある。。。
夏休みや冬休みなどの読書感想文を提出する際の、
言わば、“強制的な読書”の思い出ばかりではあるけれど、
意外とハマったのが、やはり江戸川乱歩作品だったかも・・・。
明智小五郎、少年探偵団 VS 怪人二十面相の推理バトル
「電人M」、「地獄の道化師」、「一寸法師」、「人間豹」、
「影男」、「魔人ゴング」、「鉄人Q」、「青銅の魔人」などなど・・・。
今回、水嶋ヒロさんが小説大賞を受賞した、
ポプラ社から発行されていた「少年探偵団」シリーズを、
地元の図書館でよく読んでいたのを覚えている・・・。
当時は、そのインパクトある表紙に興味が沸いた・・・。
柳瀬茂さんによるハードボイルドな表紙は、
読んではならない本のようなオーラが出でいた・・・(笑)
そんな表紙のインパクトも相まって、
江戸川乱歩のゴシックでミステリアスな世界へと
吸い込まれていったような気がする。。。
おそらく、これをキッカケにホラー作品に夢中になった
少々歪んだ視線を持った少年へなってしまったかも知れない・・・。
そんな僕のような経験を経てきて、
かつ読書家の方に訪れて欲しいのが、
千代田線の千駄木駅から近くにある喫茶店「コーヒー乱歩° 」
谷中、根津、千駄木・・・通称“谷根千(やねせん)”の有名店。
江戸川乱歩の名作「D坂の殺人事件」の舞台でもある、
千駄木の団子坂から308歩目に着く喫茶店であり、
江戸川乱歩、横溝正史、寺山修司、つげ義春、丸尾末広など、
カルトで独特な耽美な世界の本が店内にズラリ並んでいる。
そして、ココのオーナーが愛する猫グッズもいっぱい・・・。
さぞかし不気味な店内かと思いきや、
モダンで懐かしい昭和の雰囲気漂う喫茶店である。
御茶ノ水での仕事帰りには、よく訪れていた喫茶店だったが、
先日久しぶりに訪れてみたけど、相変わらずの雰囲気だった・・・。
「コーヒー乱歩° 」に寄った方たちがメッセージを記す、
「楽我記帳(らくがきちょう)」を読むと、
日本語のみならず、英語、中国語、韓国語、フランス語と、
さまざまな言葉がしたためられている。。。
そして必ずや猫のイラストも描かれていたりする。
店内にある本を読みながら、
コーヒー、ジャンバラヤ、チーズケーキ、アップルティーと、
「コーヒー乱歩° 」の人気メニューを堪能した。。。
デジタルでは表現できない独特の毒々しい世界観・・・。
表現の規制が厳しくなかったレトロホラー、
レトロサスペンスの第一人者、江戸川乱歩の映画作品は、
発禁モノが多く、それはそれは、立ち入ってはいけない世界。。。
古臭くてチープ・・・でも、だからこその怖さ。。。
そんな世界観に浸っていても、
「コーヒー乱歩° 」の名物ニャンコ「良介君」にめぐり会えれば、
ゴシックワールドがすっ飛び、気持ちが安らげる・・・。
う〜ん・・・この日は残念ながら、彼には逢えなかった。。。
看板猫のくせに、なかなか逢えないのが良介君。。。
うーん・・・猫のきまぐれっぷり分かります・・・(笑)
2年前に無我夢中で綴っていた、
ヘヴィ・メタルブログ「METAL無頼漢」にて、
メガネをかけた良介君の写真と一緒にココを紹介したっけ。。。
アイツ元気なのかなぁ???




