今がチャンスだっ!奴を倒すなら今しかないっ!
必死に起き上がろうとする三月であったが、最早、精神力でどうにかなるようなダメージではなかった。首を動かすのがやっとなのだ。
アンドロイドは前回の失敗を元に、三月に確実に止めを刺そうと、ぎこちない機械音をたてて歩み寄って来る。
必死に体を動かそうとする三月であったが、やはり体が動かない。
アンドロイドは三月を冷たく見下ろす。その瞳には感情のようなものは一切映っていない。
三月の脇に屈み込み、手刀をその心臓に振り下ろす。
三月は眼を閉じ、最後の時を待った。
…が中々痛みが胸に走らない。
激痛の余り、もう心臓の痛みも感じないのであろうか?
…いや、違う…
…もしや…