「興行者(出演者も含む)が購入して配る(売る)」という運用が多いと思います。
中小劇団では、客席を埋めるチケットノルマが劇団員に課せられ、
上演内容・売れ行きで、定価で売ったり、招待したり、さばいているのが普通です。
「私出るの〜。お友達つれて観に来てね〜!」
「私行けないけど、興味あるって友達が行くからね」
なんて、会話を耳にします。
大劇団・劇場で、チケットをたくさん購入してくれる、
「お得意さん」「ご贔屓さん」が居ます。
歌舞伎の世界でもあります。
梨園の奥様が客席まで御挨拶に行ったり、
「○○さまのご紹介ですね。ありがとうございます。」
って会話も珍しくありません。
そして、団体予約を受け付けをしている劇場もあります。
スポーツ観戦でもありますね。
お相撲で、御茶屋さんが存在したり、
野球場でも「シーズンシート」などが有ります。
座席を年間購入で企業も購入して、
得意先を招待したり、
福利厚生で使用している場合もあります。
大量チケット購入の「ご贔屓さん」は、
そうしたチケットを、ご招待も含めて有益にさばきます。
また、ご贔屓さんの評判で、さらなる新規購入者獲得も出来ます。
「口コミ」効果は大きいです。
ご贔屓さんが、定期的に購入してくれる「クオリティ」が有れば、
劇場の「席が埋まる」わけです。
こうした「特枠チケット」は、入場者を特定できません。
本人確認を試みれば、
「紹介」が出来ない(定価での転売・譲渡が出来ない)
大量(団体)購入が出来ない(購入時の購入者リストができない)
ご贔屓さんは、チケット購入が出来ず、紹介もできなくなります。
カード会社・生協etcも、座席のエリアが決まってますから、
立派な「東宝さんのお得意さん」しょう。
ここで、購入者本人に入場を限定してしまえば、
「とりあえず買い」はお得意さんのリスクが有り過ぎで、
敬遠することになるでしょう。
座席を埋めれるのは、よほどの人気作品に限られることになり、
劇場側は、観客の確保が難しくなります。
それでは経営まで危ぶまれることになりかねません。
自らリスクの多い「お得意さんはずし」は非現実的です。
いまは、不景気。
博多座の「SHOCK誘致」がその例です。
劇場が潤うのは大変な世の中。
東宝・松竹をはじめとした劇場等では、
本人確認は、「する意味がない」ことでしょう。
「FC枠のみ」
「オークション等での詐欺疑惑席」
そういったことでの一部実施があってもおかしくないですが、
全部となると、劇場側のメリットが無いので、難色を示されると思います。
内くんのクリエのライブに本人確認が無いのは、
そうした劇場側の慣習からかもしれません。
とはいえ。
ジャニーズ事務所に「劇場貸し」した場合。
チケットは、ジャニーズ事務所の独占販売になります。
それなら、本人確認を行うのは有りですけどね。
でも、そもそも!
ファンが「お得意さん」なんです。
私は、有効なのは、キャンセル対応だと思います。
誰にだって、不測の事態はあります。
それを「次回から抽選対象外」などと言って脅かすのは、
消費者を馬鹿にしてると思います。
殿様商売をしていられるのは、売上が上向きな時だけ。
お得意さんが、困る運用は、お客さんを減らします。
今回売上が残っても、今回出た空席分は、
次回の売上から消えてしまうことでしょう。
お客様は神様です!!!
さて・・・剛さん。
どう対応するのかな?