♪ジャーナリスト/ライター 青木 優のブログ・コラムです!                                                  ただいま7才の娘の子育てに参加しながら働く父親です。                                                ここでは、古今洋邦のミュージシャンたちの育児観・子ども観について語りまくっております♪                         通称「コソロック」!!  リンクフリーですので、よろしくっ☆                                               ◆   ◆   ◆   ◆   ◆   ◆   ◆   ◆   Twitterでは you_aoki


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スザンヌ・ヴェガ@ / 20年前、NY、児童虐待の歌  2007年09月24日(Mon)

3連休が多いですね。
これに困っております。

まず、平日が少ないぶん締め切りが詰まり気味で、
しかも原稿は連休明けまでにと頼まれがち。
どの仕事も同じ日に全部仕上げるのは難しいっす……。
前倒しでやれと?
やってるつもりですけどねー。なかなか。

一方で休み中の家族は
何か予定を作らないともてあますし、
かと言って、どこ行っても混んでるし。
ほんとはずっと家で仕事していたいんだけど、
遊んでくれってホノがうるさいしなー。

しかしホノ、今度はちょっとノドの調子が悪かったので
この連休はあまり動かないことにしました。
ということで、チャリで近場に買い物に行くぐらいで
お茶をにごしています。
あとはひたすら原稿、少しだけ家事手伝い(笑)と育児、
んでまた原稿……。

でもこれだけ月曜休みが多いと、
学校の講義とか、月曜だけ極端に少ないわけでしょ?
そういうのって、不都合ないのかな。


さて、今回はスザンヌ・ヴェガについて。
彼女のことはこの「子育てロック」発案時から
ずっと書こうと思ってました。
ほぼ3年かかって、ついにその時が!
スザンヌは1959年、
アメリカ生まれのシンガー・ソングライター。
なので現在48歳、かなりのベテランですね。
しかしアルバムの数は決して多くなく、
今年発表された新作『ビューティ&クライム』は
6年ぶりのオリジナル・アルバムで、
通算で数えるとやっと7枚目。
なんとジャズ・レーベルの名門である
ブルーノートからのリリースです。

ビューティ&クライム~ニューヨーク・ストーリー~
EMIミュージック・ジャパン


僕がこのスザンヌの歌を知ったのは86年頃、
デビュー・アルバムが日本発売されたタイミングで。
ラジオで耳にした曲が気になって、
それからアルバムを大学の生協で注文して
買った記憶があります。

街角の詩
ユニバーサル インターナショナル


アコースティック・ギターで奏でられる
メロディアスな曲が多く、
決してドラマチックな曲調ではなかったけれど
ほのかな叙情が湧き立つような感じが好きでした。
ジャケットに写る本人も、歌声も、
なんとなく体温が低そう。
歌詞も、わりと淡々とした情景描写のようだったな。
ニューヨークという大都市の生活感が
じわじわと流れていくような空気が良かった。
そしてスザンヌはこのアルバムで
新時代のフォーク・シンガーとして評価されていました。


そんな彼女の歌が世界的に大きな脚光を浴びたのは
翌87年の春のこと。
シングル「ルカ」が
アメリカのヒット・チャートを昇っていたのです。


体温が低そうなスザンヌの歌声は
デビュー作の時と変わっていなかった。
しかしサウンドはポップになり、
この時期の作品は
ジャケットやパブリシティにおける手法も
かなりそのルックスを前面に押し出したものでした。
この前に映画のタイアップ曲もあったし、
所属レーベルのA&Mは勝負に出たんだろうな、と。

孤独(ひとり)
ユニバーサル インターナショナル


そしてこのヒット曲「ルカ」においては
そうしたスザンヌの存在感以上に
大きく取り沙汰された事実がありました。

というのは、この歌の背景には
20年前当時のアメリカで社会問題化していた
児童虐待問題があったからです。


歌の中で主人公の少年ルカは、
真夜中、階下に向けて
怒鳴り声とかケンカの声とかが聞こえても
大丈夫だから何もきかないで……と言っている。
厳しさと悲しさが響く、リアルすぎるポップ・ソング。
当時何度も流れたモノクロームのビデオクリップも
とても印象深いものでした。


<YouTube Luka - SuzanneVega>


学生でヒマだった僕は当時、
今以上に新聞やニュースを見る生活をしていた。
そんな時にこの歌に接し、かなり驚きを感じたものでした。
子どもを大人が虐待する?
そんなことが日常的な事件になっているなんて、
ちょっと信じられないことだった。
アメリカって国は進みすぎてるな、
まったくとんでもないことが起こってるな
……なんて思ったものです。

それが今からちょうど20年前のこと。


しかし気がつけば、今やこの日本の現状は……
そう、ご存じのとおりなのです。


(この項、続く)
Posted at 06:32 | スザンヌ・ヴェガ 悲しい虐待の歌 | この記事のURL | Clip!! | コメント(2) | トラックバック(0)

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コメント
たまに遊びに来ます。継続してアップ凄いです。僕も努力しないと・・・。もう寒くなってきたので体に気をつけて下さい。また遊びに来ます。
Posted by:akio  at 2008年11月14日(Fri) 17:19

昔夜ヒットに彼女がでたのを思い出しました。懐かしゅうございます。多分その時その「ルカ」を歌ったのではないかと。「アイアム〜なんとか〜インザモーニング」と淡々と歌う彼女と、テロップででてた日本語訳詞のヘビーさのギャップに、中学生の私は大変驚いたもんです。アメリカって怖いなあとも思いました。絶対子供に虐待しちゃいかんとも思ってました。

しかし、実際今自分が親になってみると…「踏みとどまる」のがこんなに大変になるとは。誰に相談しても、どうにもならない衝動と、戦う日々です…く、暗い(涙)。
Posted by:つくし  at 2007年09月26日(Wed) 23:50










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青木 優 プロフィール

★<あおき・ゆう> 1966年、島根県雲南市(旧・大原郡)生まれ。

★1994年より音楽ライター/ジャーナリストの仕事につく。
 洋邦のロックを中心に、インタビューやレビュー、ライヴ・レポの執筆といった仕事はもちろん、音楽シーンの考察、対談および座談会の司会役もこなす。
 たまにラジオに、ごくたまにテレビにも出演。
 DJもやりますよ。

★現在の主な執筆誌は「テレビブロス」「音楽と人」「ぴあ」「WHAT’S IN?」「MARQUEE」「オリコBiZ」などなど。webでもちょこちょこ仕事してます。

★東京都文京区にて、カミさん(妻)、そして2003年秋に生まれた長女ホノと3人暮らし。

★そしてそして06年夏、かねてからアイディアをあたためてきたこのブログ・コラム「子育てロック」をスタートさせることができました。
 07年4月には親子でNHK総合テレビの番組『パパサウルス』に出演。そのほか、当<コソロック>への反響、じわじわといただいておりまする♪
 みなさん、ありがとうございます! どんどこ書きますので、どんどこ読んで、どんどこツッコんでやってください!

★Twitterは → you_aoki
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