今回は“MILKRUN”と“AUDIO RULEZ”を紹介します。“MILKRUN”と“AUDIO RULEZ”は基本的には同じバンドです。
2004年に“MILKRUN”から“AUDIO RULEZ”にバンド名を変更。
この辺は後ほど詳しく。
“MILKRUN”ではシングル3枚、アルバム1枚。
“AUDIO RULEZ”でもシングル3枚、アルバム1枚をリリース。
曲数はそんなに多くはないですが、名曲ばかりでした。
“MILKRUN”は2002年にデビュー。
ですが、彼らを知ったのはデビューの少し前。
当時よく聴いていた文化放送の「Lips Party21.jp」で突如“MILKRUN”という謎のバンドが木曜の番組を担当していたので、すごく印象にあります。
その番組内でデビュー曲「夜空へと」を聴いたとき、今までのバンドにはないハーモニーを持った不思議な曲だなぁと思いました。
というのも、“MILKRUN”は全員がボーカルを取るという異色のバンドスタイルを持っていたのです。
といってもメインのボーカルは博長さん。
他のメンバーは主にコーラスで参加をしていますが、とにかくハーモニーがきれい。
バンドとしては非常に稀有な存在だったと思います。
デビュー曲「夜空へと」はこの彼らの良さが十分に出た作品。
歌詞を見ると悲しい失恋ソングかと思うけど、優しいハーモニーで包み込まれると不思議と優しい気持ちにさせてくれる。
これは彼らじゃなければできないことでしょう。
続いてのシングル「嘘のない歌」をリリース。
この曲はドラマ「最後の弁護人」の主題歌に抜擢され、耳にした人も多いのではないでしょうか。
またこのとき「HEY!HEY!HEY!」にも初出演。
「嘘のない歌」は「夜空へと」とは少し違い、美しいハーモニーはありつつもバンド色が濃くでた曲。
いい意味で期待を裏切られた曲だったと思います。
そしてアルバム「くちびるに歌をもて」をリリース。
「夜空へと」「嘘のない歌」のシングルはもちろん
「LA LA LA LIVE MY LIFE!」「I'M A PRISONER」「抱きしめたい」等のアップテンポ曲
名バラード「Apple of My Eyes」などなど、幅の広さを見せてくれました。
またこのアルバム収録の「Apple of My Eyes」は3rdシングル「How about the MILKRUN? 〜Apple of My Eye〜」という形でリリース。
このシングルには「Apple of My Eyes」「夜空へと」「嘘のない歌」の3曲が入っていることから、ベスト盤のような内容。
4曲目には「夢のカリフォルニア」のカヴァーが収められてており、ここでも美しいハーモニーを聴かせてくれました。
しかしながら、これが“MILKRUN”としての最後のリリース。
2004年に“MILKRUN”から“AUDIO RULEZ”に改名。
このとき、全員がボーカルを取るスタイルから博長さんが一人でボーカルを取るというバンドらしいスタイルに変更になり、あのハーモニーはなかなか聴けなくなってしまったのは残念でした。
ですが、“AUDIO RULEZ”としてのデビュー曲「ニューエイジドリーム」はまた驚かされました。
作詞作曲がメンバーではないというもそうですが、どこか懐かしいんだけど新しい、そんな感じのロック曲。
バンド名を変え、バンドスタイルまで変えた“AUDIO RULEZ”のデビュー曲としてはふさわしいものだったと思います。
そして2枚目のシングル「雨の中で」。
これは名曲中の名曲。
イントロのギターの音色から名曲の気配を感じさせてくれます。
足を止めた坂道を
あやまちを連れて 僕らは歩き出す
風に吹かれながら 振りほどいた悲しみを
忘れず答えを
掴むまでは生き急ぐことはない
一見すると悲しい歌詞なのですが、曲を聴いていくうちにこの悲しみを受け止め歩いていく。
一歩一歩でいい。
「
この「
同じ意味合いの歌詞というのは他にも色々な表現がありますが、「生き急ぐことはない」という歌詞は始めてみました。
この曲では、彼らの曲の良さだけでなく、歌詞の世界の深さも感じられます。
続いて、この年3枚目のシングル「羅針盤」をリリース。
これはアニメ「ジパング」のオープニングにもなったので、“AUDIO RULEZ”の今までの曲の中で一番耳にされたのではないかと思います。
そしてこの曲もまた名曲。
最初のほうは静かなのですが、サビへ向かうに連れて盛り上がっていく。
まるで、航海に出た船が荒波にもまれていくような感じ。
そのサビも今までにないくらい迫力のある曲で、アニメの印象にもあっていました。
2005年2月。
シングル「ニューエイジドリーム」「雨の中で」「羅針盤」の3枚を含むアルバム「AUDIO RULEZ」を発売。
これらのシングルだけでなく、カップリングに入っていた「僕がいなくなる」「ALIVE」「揺れる声」「朝の匂い」も収録。
まさにベスト盤とも言える名盤。
“AUDIO RULEZ”の魅力がぎっしりつまったアルバムでした。
ですが、アルバム発売から約1ヶ月…。
公式ホームページで解散が発表されます。
この時の文章を保存していなかったため曖昧ですが、これからの方向性が見えなくなったと言っていたと思います。
バンド名を変え、これだけ多数の名曲を作っても、音楽を続けていくことは難しいものなんですね…。
本当に残念の一言です。
2005年4月1日。
この日のライブを最後に解散。
現在、光史郎(こうしろう)さんと博長(ひろなが)さんはそれぞれ音楽活動をされているようです。
またメジャーの舞台で彼らを見たいものです。
ちなみに
こちらでアルバム「くちびるに歌をもて」
こちらでアルバム「AUDIO RULEZ」(イントロから数十秒の視聴)
(サビが聞きたい方はこちら)
の曲が聴けます。
この機会にぜひ聴いてみてください。