2012年05月27日

「diorama」 米津玄師

今回は米津玄師(よねづけんし)さんのアルバム「dioarama」を紹介します。

「マトリョシカ」、「パンダヒーロー」、「結ンデ開イテ羅刹ト骸」。
これらのタイトルを聞いて、ピンと来る人もいるだろう。

これらは"ハチ"名義でニコニコ動画にアップされたVOCALOID楽曲。

その"ハチ"さんが本名の"米津玄師"としてリリースしたのが、今回のアルバム「diorama」だ。

ただし、本名名義ということもあり、このアルバムには前述の楽曲達は収録されていない。
あくまで自らが歌い、表現することで作り上げられる世界。

御伽噺のような詩、キャッチーでありながらクセのあるメロディ、どこか陰のあるような歌声。
それらは、閉鎖的でありながら、確かな生命力を持っているよう。
特に、「ゴーゴー幽霊船」、「vivi」、「Black Sheep」ではそれらが顕著に表れている。

米津玄師としてのファーストアルバム。
ここから始まる彼の音楽に、今後も期待したくなる1枚だ。

ちなみに、こちらから「ゴーゴー幽霊船」、「vivi」、「恋と病熱」のPVが視聴できます。
また、↓のamazon商品ページから視聴できます。


diorama

diorama

  • アーティスト: 米津玄師
  • 出版社/メーカー: BALLOOM
  • 発売日: 2012/05/16
  • メディア: CD

2012年05月20日

「蜃気楼」 ピロカルピン

今回はピロカルピンのアルバム「蜃気楼」を紹介します。
ピロカルピンがついにメジャーデビュー。
本アルバム「蜃気楼」がメジャー1stアルバムです。

前へ前へ進もうとする想い。
それを心に落としてくれるような音楽。

例えば、一曲目の「メトロ」。

メトロを人生と重ね、どれに乗ればいいかわからず、時に上ったり下ったり、例えそれが回り道だとしても進んでいくんだという想いが綴られた曲。
そこには、メジャーデビューという新しい扉を開いたピロカルピンというバンドの想いも詰まっているようで、これを一曲目に持ってきていることに、強い決意を感じる。

そこに続く「未知への憧憬」が、まさに羽ばたこうとする様子を詩とサウンドで表現していて、「メトロ」の少し重いサウンドからの流れも相まって、絶妙な開放感を持った一曲になっている。

そしてアルバムの最後に収められている「不透明な結末」。

追いかけても追いかけても辿りつけない"理想郷"。
前へ進んでいるからこそ悩み立ち止まり、それでも旅を続けていこうとまた歩き出す。

これは、このアルバムを表すような一曲。

「メトロ」に始まり、「未知への憧憬」と続き、「不透明な結末」へ至る旅。
これが終わりではなく、またここから始めようという想いが、この旅には込められている。

そしてそれを、アルバムタイトル「蜃気楼」という言葉に託しているようだ。

このアルバムはぜひ1曲目から通して聴いて欲しい。
そのときにこそ、感じられる想いがあるから。

ちなみに、ピロカルピン OFFICIAL WEB SITEからPV本編&告知CMが見れます。


蜃気楼

蜃気楼

  • アーティスト: ピロカルピン,松木智恵子
  • 出版社/メーカー: ユニバーサルJ
  • 発売日: 2012/05/16
  • メディア: CD


2012年05月13日

「転校生」 転校生

今回は転校生のアルバム「転校生」を紹介します。
熊本県出身埼玉県在住、水本夏絵さんによるソロ・プロジェクト「転校生」。
これがファーストアルバムです。

触れたら壊れてしまいそうなんだけど、確かにここにある存在感。
なんて愛おしいんだろう…。

このアルバムを聴いたとき、そんな想いを抱かずにはいられなかった。

水本夏絵さんによるソロ・プロジェクト「転校生」。
"転校生"という名前のインパクト、そしてなぜ"転校生"なのか?という疑問に導かれるように世界に触れたとき、その名前の意味を感じ、その世界に惹きこまれてしまう。

転校生であるが故の儚さや切なさ、そして純粋さ。
それがここにはある。

まずは一度耳で触れて欲しい。
そして感じて欲しい。

このギリギリのバランスで保たれた世界を。

ちなみに、転校生オフィシャルサイトで「空中ダンス」、「人間関係地獄絵図」、「東京シティ」が視聴できます。


転校生

転校生

  • アーティスト: 転校生
  • 出版社/メーカー: EASEL
  • 発売日: 2012/05/02
  • メディア: CD

2012年05月06日

「馬場俊英EP1〜平凡」 馬場俊英

今回は馬場俊英さんの「馬場俊英EP1〜平凡」を紹介します。
今思って・感じていることをすぐに歌にして、すぐに皆様に届けるというEXPRESS CDの第1弾。
「平凡」、「幸せのウェイティングリスト」、「吊り橋」、「オオカミの歌」が収録されています。

「平凡」を聴き始めたとき、今までにない雰囲気を感じた。

重厚なサウンドの中でつぶやくように歌う声。
途中転調をし、そこからさらに畳み掛けるように放たれるメッセージ。

いつだって"今"を動かしているのは、平凡な僕たちじゃないのか?

平凡であることは悩むことでも下を向くことでもなく、誇りを持って前を向いて欲しい。
その想いを詩、歌声だけでなく、サウンドの面でも大きく幅を振った、9分超えの大作となっている。

この今までにない感じは、まさに須藤晃さんをプロデューサに迎えたからだろう。

馬場さんの空気感を大事にしつつ、ダイナミックなサウンドで広げた世界。
この世界は今後の馬場さんを語る上で、欠かすことができないものになりそうだ。

また今作は、今思って・感じていることをすぐに歌にして、すぐに皆様に届けるというEXPRESS CDという形を取っている。

「平凡」を含め全4曲(他に「幸せのウェイティングリスト」、「吊り橋」、「オオカミの歌」)が収録されていて、そのどれもに上記と同様のことが言える。

新生・馬場俊英。
その第一弾を飾るには、申し分のない1枚だ。

ちなみに、馬場俊英オフィシャルサイト平凡特設ページで視聴できます。


馬場俊英EP1〜平凡

馬場俊英EP1〜平凡

  • アーティスト: 馬場俊英
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2012/04/25
  • メディア: CD

2012年04月29日

「茜」 アルマカミニイト

今回はアルマカミニイトの「」を紹介します。
ペルー国籍日系3世「エリック」と日本舞踊の師範という顔を持つ「宗彦」によるハイブリッド・ヴォーカルユニット、アルマカミニイト。
本作でデビューです。

繊細なハーモニー。
そして、感情が響き渡るような歌声。

茜色の空のような儚さを持った叙情的な世界に、いつまででも浸っていたくなる。

「茜」はそんな楽曲だ。

本作でデビューとなるアルマカミニイトは、ペルー国籍日系3世「エリック」と日本舞踊の師範という顔を持つ「宗彦」からなる異色のヴォーカルユニット。

その2人から生まれるハーモニーが素晴らしく、上述の「茜」だけでなく、カップリングの「青にのせて」、「Blue Horizon」を聴いたら、そう思わずにはいられない。

無限の可能性を秘めたアルマカミニイト。
「茜」はその始まりの1枚だ。

ちなみに、アルマカミニイト Official YouTube ChannelでPV視聴できます。

アルマカミニイト OFFICIAL WEBSITE


茜 (初回生産限定盤)

茜 (初回生産限定盤)

  • アーティスト: アルマカミニイト
  • 出版社/メーカー: アップフロントワークス
  • 発売日: 2012/04/25
  • メディア: CD



茜 (通常盤)

茜 (通常盤)

  • アーティスト: アルマカミニイト
  • 出版社/メーカー: アップフロントワークス
  • 発売日: 2012/04/25
  • メディア: CD

2012年04月22日

「I & key EN」 椎名慶治

今回は椎名慶治さんのミニアルバム「I & key EN(あいえんきえん)」を紹介します。
椎名慶治さんのセカンドミニアルバム。
今まで培ってきた音楽を自由に詰め込んだミニアルバムになっています。

「I & key EN(あいえんきえん)」
そんなタイトルの言葉遊びからも惹き込まれてしまうミニアルバム。

キャッチーなアップテンポナンバー「お節介焼きの天使と悪魔と僕」や、シングルにもなっている「I Love Youのうた」のような切なくも愛おしい曲など、椎名さんらしい曲は今作も健在。

そこに、「I'm a サラリーマン」のようなスカ調の曲や、「byte × bite」のようなシンセの音が印象的な曲が入ることで、新たな魅力が生まれている。

新たなという点では、May'nさんとのユニット"Astronauts"でリリースした「Giant Step」もいい味を出している。
キーを少し上げ、ロック色の強い仕上がりで、より椎名さんらしさが出ただけでなく、純粋に格好いい。

ミニアルバムという形の中で、これだけ色んな面が見れるのは嬉しい。

合縁奇縁。
こういう楽曲が生まれたこと、こういうアルバムが出たことも一つの縁。
そして、それを聴いてくれることも一つの縁。

I(私) & key(あなた) が互いに惹かれあい、そこにEN(縁)が生まれる。

そんな縁を生む、1枚のミニアルバムです。

ちなみに、椎名慶治 Official Web SIteで視聴できます。


I & key EN

I & key EN

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: BEATSISTA
  • 発売日: 2012/04/11
  • メディア: CD

2012年04月15日

「幻実アイソーポス」 sasakure.UK

今回はsasakure.UKさんのアルバム「幻実アイソーポス」を紹介します。
sasakure.UKさんのセカンドアルバム。
ボーカロイド楽曲だけでなく、様々な歌い手とコラボした楽曲も収録された意欲作です。

まず最初に言っておきたい。
素晴らしい作品であると。

sasakure.UKさんらしいピコピコと鳴るような電子音が心地よい楽曲を中心に置きつつ、生音の楽曲も多数収めれていて、今までと違う印象も感じる今作。

詩の世界を見てみても、童話をモチーフにした楽曲から、幻想と現実が交差するような言葉遊びが印象的な楽曲まで、どれもが唯一無二の世界を持っていて、言葉だけを見ていても(聴いていても)愛おしくなる。

そして、その世界に合わせるように、ボーカロイドと実際の歌い手を使い分けてるのが印象的。

中でも「深海のリトルクライ」は、深海のように沈んでいた心が、少しずつ前を向けるようになっていく姿を、土岐麻子さんの歌声が切なくも温かく歌い上げていて、主人公の心情がとても自然に入ってくるような楽曲に仕上がっている。

幻想と現実が交じり合う世界。
どちらが正しいでも正しくないわけでもなく、それぞれがそれぞれの意味を持ち、交じり合うことで今まで見えない世界・感情が見えてくる。

最初の言葉の繰り返しになってしまうが、本当に素晴らしい作品だ。

ちなみに、こちらからアルバムのクロスフェード動画が見れます。


幻実アイソーポス(初回生産限定盤)(DVD付)

幻実アイソーポス(初回生産限定盤)(DVD付)

  • アーティスト: sasakure.UK
  • 出版社/メーカー: SMD itaku (music)
  • 発売日: 2012/04/11
  • メディア: CD



幻実アイソーポス

幻実アイソーポス

  • アーティスト: sasakure.UK
  • 出版社/メーカー: SMD itaku (music)
  • 発売日: 2012/04/11
  • メディア: CD

2012年04月08日

「You make me blue」 雪乃

今回は雪乃さんのアルバム「You make me blue」を紹介します。
セツナ系スーパーヴォーカリスト雪乃さんの1stミニアルバム。
フジテレビ「フジテレビからの〜!」オープニングテーマ「Cry and Cry」を含む全5曲が収録されています。

独特の歌声と抜群の歌唱力。

セツナ系と称されるその歌声は、楽曲に込められた想いの行間までを埋めるような切なさを持つ。

アルバムタイトル曲「You make me blue」では、別れに対する葛藤が描かれているが、重厚なサウンドの中で、現状を受け止めつつも悩みもがいているような様子が歌声だけで伝わってくる。

またその歌声は、どんな曲でも彼女のものに変えてしまう力がある。

このアルバムでは様々なタイプの楽曲が収録されているが、上述の「You make me blue」のような切なさであったり、「Cry and Cry」のようなブラスアレンジが心地よいナンバーでも、サウンドに負けない歌唱力が際立ち、いつの間にか彼女の世界に誘われている。

今作でデビューとなる雪乃。
アルバムの完成度もさることながら、今後どういった活躍を見せてくれるのか楽しみなアーティストだ。

ちなみに、日本コロンビアの公式ページから視聴できます。


You make me blue

You make me blue

  • アーティスト: 雪乃
  • 出版社/メーカー: 日本コロムビア
  • 発売日: 2012/02/22
  • メディア: CD

2012年04月01日

「サンキュー」 千綿偉功

今回は千綿偉功(ちわた ひでのり)さんのアルバム「サンキュー」を紹介します。
活動再開後「初」となるアルバム。
シングル「beginning」、「アイノウタ」が収録されています。

アルバム「rule」から実に6年半ぶり。
活動休止期間を経ての再開後初となるアルバム。

全曲を通して、アルバムタイトルのとおり"ありがとう"の言葉・想いが胸に残る。

シンプルな言葉だが、それを聴き手に自然と届けられるのは、これまで培ってきたものと伝えたい想いが詰まっているからなのかもしれない。

時にはアコギと歌声だけで、時にギターを主体にしつつ、ピアノや二胡が小気味よく絡むアレンジも秀逸で、アルバムとして聴いていて決して飽きが来ない。

もちろんそれは、千綿さんの繊細な歌声があってこそだということを忘れてはいけない。

「サンキュー」。
それは、ありがとうの言葉。

それは、聴いてくれた人へのありがとうの言葉。

それは、このアルバムに携わってくれた人全てへのありがとうの言葉。

「サンキュー」というアルバムは、そんな千綿さんの魂をこめた渾身のアルバムだ。

千綿偉功的日々(公式サイト)


サンキュー

サンキュー

  • アーティスト: 千綿偉功
  • 出版社/メーカー: Free Soul Company
  • 発売日: 2012/03/09
  • メディア: CD

2012年03月25日

「この声」 高橋優

今回は高橋優さんのアルバム「この声」を紹介します。
高橋優さんのセカンドアルバム。
「誰がために鐘は鳴る」、「誰もいない台所」、「卒業」が収録されています。

シングル「卒業」で、変わらない昨日を受け止めることで、未来は変わるかもしれないという、"今"を生きていく全ての人たちへ勇気を与えてくれた高橋優さん。

「この声」は、その「卒業」の想いが息づいた、願いと希望のアルバムだ。

高橋優さんというと、"リアルタイムシンガーソングライター"と呼ばれるように、思ったことを思ったまま歌うという印象がある。
それは、誰かのためというより、自分の想いを形にして届けようという感じ。

今回のアルバムでは、その"リアルタイムシンガーソングライター"という根幹は変わらず、自分の想いを"聴き手一人一人"に届けようという気持ちが強く感じられる。

「この声」というタイトルの意味はここにある。

何かに迷ったときや悩んでいるとき、誰かの助けを必要としているなら、「この声」を聴いてみて欲しい。
ここにあなたの心を揺さぶる想いがある。

ちなみに、こちらから一部視聴できます。

高橋優 セカンドアルバム 『この声』 プレ特設サイト

高橋優オフィシャルサイト


この声(初回限定盤)

この声(初回限定盤)

  • アーティスト: 高橋優
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2012/03/14
  • メディア: CD



この声(通常盤)

この声(通常盤)

  • アーティスト: 高橋優
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2012/03/14
  • メディア: CD

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