2010年01月06日

「イニシエーションラブ」


イニシエーション・ラブ (ミステリー・リーグ)

イニシエーション・ラブ (ミステリー・リーグ)

  • 作者: 乾 くるみ
  • 出版社/メーカー: 原書房
  • 発売日: 2004/03
  • メディア: 単行本




12月福岡ライブの旅のお供は「イニシエーションラブ」でした。
ネットで「2度読みたくなる」という口コミをみて図書館へ予約。
うまい具合に旅立つ日に借りられたのでそのままバッグの中へ。

前評判どおりおもしろかった。
いや違うな。おもしろかった、というより“やられた”のほうがしっくりくる。
この読了感、前にも味わったことがある。
「葉桜の咲くころ君を想う」と同じ読了感だ。
この作品も最後に“やられた”んだよね。
どちらももう一度読み返したくなる伏線の張り方。
ちゃんと辻褄があっているのがすごい。

「イニシエーションラブ」も単なる恋愛小説と思っていたら大間違い。
恋愛小説にかわりはないのだけれど、そういうことだったのか・・・と最後には唸る。

ライトノベルで読みやすいので、かなりおすすめ。

2009年02月02日

「シンデレラティース」


シンデレラ・ティース

シンデレラ・ティース

  • 作者: 坂木 司
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2006/09/21
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)




姉妹作の「ホテルジューシー」よりこっちのほうが好きかな。
女性が主人公のものはあまり好きじゃないけど、これなら大丈夫。
恋愛もほどよく絡んで、ストーリーに馴染みやすかった。
やっぱりね、主人公の人柄も大切だけど、恋愛相手の人柄も大切。
「ホテルジューシー」のほうはいい加減なおじさんが相手だったので、ちょっと・・・
「シンデレラティース」は私の好きなタイプが相手だったので、ね。
四谷さん、いいなぁ。
きっと私も好きになる。
さりげなく、かまってくれる人、いいなぁ。
2年の留学なんて余裕で待てる。
恋がしたくなりました。
そんな本でした。


そうそう。
「Sweet Blue Age」は坂木司が乗っているというので借りた本。
最後の森見登美彦以外は読んでみた。
彼の作品は「太陽の塔」で拒絶反応が出るみたい。
数行トライしてみたけど、やっぱり苦手だった。

お気に入りは有川浩の「クジラの彼」。
馴れ初めや展開がとっても好きな感じでドキドキした。
この人の他の作品も読んでみたくなった。
まんまと、だね(笑)



Sweet Blue Age

Sweet Blue Age

  • 作者: 有川 浩
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2006/02/21
  • メディア: 単行本


2009年01月23日

ヨミアサリ

最近なんだか「太陽の塔」がにぎやか。
20世紀少年の映画公開で「太陽の塔」が「ともだちの塔」にされてしまった、とか。
日本人にとって「太陽の塔」とはなんとも象徴的な存在なんだろうか。


太陽の塔 (新潮文庫)

太陽の塔 (新潮文庫)

  • 作者: 森見 登美彦
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2006/05
  • メディア: 文庫



森見登美彦の「太陽の塔」を読んだ。
読みづらい文体に苦戦した。
ようするにインテリ大学生が振られた彼女をストーカーするお話。
自分を正当化し、常に上から目線で語られる、超勘違い男のお話。
ななめ読みした。

評価? う〜ん・・・つまんなかった。

というか、とにかく読みづらくって、読みづらくって。
やっぱりわかりやすい坂木司が好きだ。


ドミノ (角川文庫)

ドミノ (角川文庫)

  • 作者: 恩田 陸
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2004/01
  • メディア: 文庫



そして「ドミノ」。これも苦手だった。
とにかくはちゃめちゃ。
スラップスティック小説。
なんつうか、疲れた。
はまる人にはすっごくおもしろいんだろうけど。
私は、だめだった。
登場人物が多いし、展開にいらいらしっぱなし。
恩田陸は映像化された作品が多いからファンも多いんだろうけど・・・
数年前に読んだ「ネバーランド」も期待したほどでなかったし。
天邪鬼な私は前評判が高いほどつまんなさを感じてしまう。
小説に限らず映画に対しても。
素直さがないのは私の責任ではあるけれど、
中には評判どおりはまるのもあるからね。
乙一の「GOTH」みたいに。
あれ、「GOTH」について書いたっけ?
かなりおもしろかった。映画になるんだっけ?


アジアンタムブルー (角川文庫)

アジアンタムブルー (角川文庫)

  • 作者: 大崎 善生
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2005/06/25
  • メディア: 文庫




「アジアンタムブルー」

タイトルだけは知っていたので借りてみることに。
せつない話だけど、性描写が苦手だった。
映画化されてたようだけど、忠実には無理だろうね。
もっとピュアなのが好み。

「そこへ届くのは僕の声」
ファンタジー小説。
ジャケ買いならぬ、タイトル借り。
図書館で作者を特定せず、雰囲気で借りてみた。
内容もなにもわからないまま、タイトルの雰囲気で。
最初は引き込まれたけど、途中からあまりにも非現実的で尻すぼみ。
読了後知ったけど、この作者、「東京バンドワゴン」の作者なんだね。
知らなかった。
ま、気が向いたら他の作品も読んでみるかも・・・


失われた町

失われた町

  • 作者: 三崎 亜記
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2006/11
  • メディア: 単行本




「失われた町」
正直、借りてはみたけど読んでない。
いや、読み始めたけど読みきってない。
なんか、だめだった。
「となり町戦争」も読んでないけど、興味があったから、
この人の作品はおもしろいんだろうな、と勝手に解釈してた。


スピン

スピン

  • 作者: 山田 悠介
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2006/07
  • メディア: 単行本




「スピン」
以前「リアル鬼ごっご」を読んだ時にも思ったように、
今回も、ストーリーの発想は好きだったけれど、
無理やりな展開や、稚拙な文章が残念な感じだった。
展開の速さやゲーム的な内容は若者には受けるのかも。
この人の小説は映像でみたほうがおもしろいと思う。
ストーリーの発想はピカイチだと思う。

2009年01月20日

「ホテルジューシー」


ホテルジューシー

ホテルジューシー

  • 作者: 坂木 司
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2007/09
  • メディア: 単行本





またまた坂木司の本です。
今回はいままで読んできたのとは違って女の子が主人公です。
そのせいか、最初はなかなか物語に入っていけず、読了するまでに坂木司作品の中で一番時間がかかりました。
いい子ちゃんの主人公に違和感を感じつつ、あれ、この感じどっかで・・・と思っていたら、わかりました。
年末放送していたドラマ「スキャンダル」の鈴木京香の役に似ているんだ。
鈴木京香ファンとしては残念な役柄だったので、ドラマはほっとんど見てないのですが。
とにかく苦手なタイプ。でも私の若い頃に似ている。きっとそれが嫌なんだと思う。
だから、う〜ん、坂木司作品では最下位です。
姉妹作の「シンデレラティース」も主人公は女の子。
これから読むけど、あまり期待しないでおきます。

でもね、坂木司らしいあたたかみのある内容で、愛すべき登場人物がまたもやたっくさん。文体もやわらかくって大好き。ほろっときたところもまたもや多々あったし。
好きなんです。やっぱり坂木司が。

だからこの書評を読んで興味を失った人にも読んでほしい。
なんか矛盾しているけど。

2008年12月17日

短歌はお好きですか? 「ショートソング」


ショートソング (集英社文庫)

ショートソング (集英社文庫)

  • 作者: 枡野 浩一
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2006/11
  • メディア: 文庫




一年前の夏に読んだ本。
青春小説が読みたくて「夏の100選」に紹介されていてすぐに買いに行った。
チェリーボーイとプレイボーイの相対する20代男の目線から描かれた「日常」。交互にふたりの主観で語られる物語。同じ出来事でも目線が変わるので感じ方や勘違いが生じていておもしろい。
短歌という古風な題材にも関わらず、現代的でおしゃれに感じるのはいくつものカフェが登場するからだろう。どうやらここに登場するカフェは実際に存在しているらしく、読んでいるとそこへ行ってみたくなる。カフェ好きなのでね。それにそこへいけば彼らに会えそうな気にもなる。それと、チェリーボーイくんがイタリア人ハーフで超美形という設定。それがまた短歌という日本的な印象にどっぷり浸ることを和らげているんだろうな。
物語の筋としてはチェリーボーイ卒業できるのか!というのが主だけれど、その流れの中に短歌をちりばめるというのがなんだか、好き。どうやらこの作者はもともと歌人らしい。短歌というと古語を用いて格式ばった印象が強いけれど、ここに登場するのはどれも現代の言葉で、等身大で、キャッチーだったりする。ただ、57577で表現されているだけで。言いたいことなんてこの31文字で十分伝えられるんだってこと。
こういうの読むと年下好きの私にはますます年下がかわいくなってしまってしょうがない。でも誘う勇気もないし、遊びたいとも思わないけれど、男の子ってこんなこと考えてるんだぁ。と純粋に感じるのが楽しい。
読了後はとにかく「青春っていいなぁ」「若いって素敵」「短歌詠んでみたい」と強く感じたね。
青春小説は、というか、やはり小説は男性目線で書いてあるのがいい!

私、女だけど、クドカンがあとがきで書いていた「追体験したくなる」気持ちがちょっとわかる。
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3位飯田圭織
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