ルイス・ジョンソン、スタンリー・クラーク、ニールス・ペデルセン。
ジャズ・セッション・ベーシストの面々。
彼等の個性はジャズファンを魅了し、音楽の懐の深さをも表現して
いる。
ベーシストの中でも強烈な印象を残した有名人に、ジャコ・パスト
リアスがいた。
ウェザー・リポートでの彼の演奏は、かつてのミラスロフの陰を薄く
してしまうくらいセンセーショナルだった。
エレべでしか演奏しなかったが、彼のテクは当時最高だった。
フレットレス・エレクトリック・ベースの第一人者。
チョッパーも使わず、ピッチカートを駆使しまるでベーシストが
3人も4人もいる様な錯覚さへおこしてしまうフレーズ。
秀逸なのはなんと言ってもアルバムNight PassageのPort of Entry。
名古屋公演での1曲。
その時の聴衆の興奮が録音を通して伝わってくる。
彼のソロ・アルバムはその実力を溢れんばかりに披露され、
これも素晴らしいアルバム。作曲家としてもTeen Town、
Barbary Coast、等を残している。
奇行の記録も残し、若くして亡くなってしまった。
晩年の彼はそれを承知しているかのように、精神の充実している
一時に数々の作品を残しているかのようだった。
彼をモチーフにした作品は、パット・メセニーやマーカス・ミラー
かのマイルスもAmandlaで追悼の1曲をのこしている。
生前彼は単車YAMAHAのSRを愛車にしていた時期があったとか。
とにかく個性的なミュージシャンの一人だった。