その部長が本気で激怒したのが、その新入社員の一言です。今年の新入社員なのでゆとり世代初期、というところでしょうか。ゆとりであろうがなかろうが、若者というのはいつの世もわからないものですが、今回の件はそういう次元の話ではありません。部長が先日の部内のミスを取り上げて、社員みんなにお説教していたのですが、私たちにとってみればいつものことで、どちらかというといつもより少し優しいぐらいだったのです。恐らく新入社員がいるためです。
いつも部長のお小言は長いのですが、それでも10分程度の話。それが我慢できなかったのでしょうか、何かが気に障ったのでしょうか。原因はわかりませんが、その新入り君は部長の話をぶった切ってまで「そんなに怒ると血圧あがりますよ」と言ってのけたのです。その瞬間は本当に場が凍りました。研修のときから空気の読めない子だなあ、まあ今時の子ならこんなもんなのか?と思っていたのですが、どうやら同年代の子からみてもやはり空気の読めない子だったみたいで。
新入り君は教育係の先輩社員に首根っこをつかまれて外に連れていかれました。恐らくですが、明日からはもう来ないでしょう。私が中途入社した時に教えてくださったのもその先輩社員だったのですが、鬼とはかくなるものかと思い知ったぐらい、芯から怖い人です。どこに連れていかれたのか知りませんが、今日は帰らせたということで戻ってきませんでした。
いったいどんなつもりで部長に対してそんなことを言ったのか。もうクビになっても構わないと思っていったのか。新入り君の同僚が気になってメールをしたそうです。すると帰ってきた答えが、「10分も15分もムダに長い時間がもったいない」ということらしいです。合理的なのはいいことですが、仕事ってそればかりではないというかむしろ、それ以外のことのほうが多いんですよね。そこまでは教育係の先輩も教えていられなかったのでしょう。
今時の若者はわからん、ということでひとまずその場は沈静化しましたが、部長のご機嫌は不安定なまま。火の粉はこちらに飛んできた感じです。とほほ。