最大速度48 km/時のこの機体 ライトフライヤー号はただ飛んだだけではなく、下記の技術的特徴を備えていた。
右と左の主翼を逆方向にねじることにより左右の揚力バランスを変え機体を傾ける(バンクさせる)機構を備えた。
現在では、飛行中に方向転換する際バンクするのが当然であるが、当時そのことを理解し実際の機体に応用したのはライト兄弟のみだった(この「翼ねじり」は後にエルロンに取って代わられる)。
自作の風洞で試験・選定した翼型を採用した。
馬力 / 重量比率の高いガソリンエンジンを採用。(ただし、当時はそのようなエンジンが売っていなかったため、彼らはそれを自作している。その後彼らは飛行機メーカーではなく、エンジンメーカーとして名声を勝ち得ることになる。)
減速機構の採用。
エンジンの回転そのままでは速過ぎるので、プロペラが効率良く推力を発揮できる回転数まで減速した。
しかし減速機構にローラーチェーンを使ったのは不適切であり、その後に採用された減速機は歯車式が主体である。
木製の骨組に羽布張りという軽量構造。
操縦者は腹ばいになっているため、操縦には左右の手を使った。
即ち右の操縦桿でバンクと旋回を、左手の操縦桿で機首の上げ下げを行った。操縦桿の動きは金属製の操縦索によって各翼面や舵面に伝えられた。(人力操舵)
このライト兄弟の試みが後に人類を躍進させた。
ものすごく感謝しなくちゃいけないと思ったりしますww