
午後の営業が始まったばかりの店内は客がまだ少なく、のんびりと食事をすることができた。味は申し分なかった。
会計を済まし、店を出る。次に来たときにはコロッケ定食を食べよう。そう決めた。
アパートへと向かう途中、誰かにつけられているような、見られているような感覚に陥り後ろを振り向いた。
が、そこには誰もいなかった。気のせいだろう。自意識過剰なのかもしれない。子供の頃からそうだ。そんなオイラに母ちゃんは「誰も見てないんだから」と言った。
確かにそうかもしれない。
さつき荘に戻り、すえた匂いのする部屋のパイプベッドにゴロリと横になった。とにかく、長い1日だった。
このまま朝まで眠ることができたらどんなに幸せだろうと、オイラの汗をたっぷりと吸い込んだタオルケットに顔をこすり続けながら思った。
今日はこれからバイトに行かないといけない。でも、数時間なら眠ることができる。お腹がいっぱいになったので、眠たかった。
目覚ましをセットして、寝ることにした。オナニーをするか迷ったが、バイトから戻ってきてからすることにした。
それから浅い眠りがやってきて、1時間後には目覚ましのアラームで起こされることになった。寝たという充実感はそこになかった。ただ、横になっていたという記憶しかない。
そして、なぜか激しく勃起していた。