イナマー(オナマシ)のお離婚ブルース

レンタルビデオ屋のアルバイト店員がたまたまオリコンに入社してしまい、気がつけば雑誌「オリ★スタ(当時は「オリコンウィークThe Ichiban」)」の編集長を務めることに。。。その後は多忙を極め、ほぼ家に帰れない社内ホームレス状態。結果、2回の離婚まで経験してしまったという笑い話。一体何がオイラをそうさせたのだろうか。そんな激動のオリコン時代から、中年性春パンクバンド:オナニーマシーンとしてソニーからメジャーデビューするまでを綴る、初の書き下ろし私小説。まずはオリコンに入社するまでの長い道程(童貞)からドーゾ。

カテゴリアーカイブる〜す
<< 2010年03月>>
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
最新ブルース
月別アーカイブる〜す
最新トラックバック
お受験(01/28)
1 2 3 4 5  次のページ>     >>
第1173話:30分。  2010年03月08日(Mon)
 まだ早い。

 オイラはそう考えた。あと3時間は我慢しよう。でも、3時間後だと夜の10時を過ぎてしまう。夜の10時に女のコの家へ電話するのは不謹慎なのだろうか?

 ユキちゃんは実家暮らしだ。『こんな夜遅くに電話とはなんだ!』とお父さんに怒られるかもしれない。

 会ってもいないうちに非常識な人間だと
思われるのは得策ではない。

 だったら……今、かけるべきだ。オイラの部屋にかけてきたということは、ユキちゃんは部屋にいるということだ。オイラからの電話を待っているかもしれない。

 今現在、時刻は19時過ぎ。普通の家庭なら食事時だ。うちは夕方の6時に晩御飯を食べるのが常だった。だとしたら、晩御飯は終わっているかもしれない。

 となると、後片づけの時間でユキちゃんは台所で洗い物をしている可能性が高い。晩御飯を食べながらビールを飲んで酔っ払ったお父さんが電話に出るということも考えられる。

 酔っ払って、気が大きくなったお父さんはオイラからの電話をおもしろくないと思い、『おまえは誰だ?』と恫喝されるかもしれない。『うちの娘とどういう関係なんだ?』と。

 でも、そもそも、自宅の電話に父親は出るだろうか? うちの父ちゃんは電話に出ることはほとんどなかった。

 我が家では、母ちゃんか、もしくは彼氏からの電話を待っている妹が電話に出た。晩飯を食い終わった後の父親はゴロリと畳に寝転んで、テレビを観ているというのがほとんどだった。オイラも弟も電話に出るということはまずなかった。

 30分待とう。

 30分後に電話をしよう。オイラは受話器をフックに置いたまま、何度も何度もユキちゃんの電話番号をプッシュし続けた。
Posted at 12:00 | オリコン入社前…大学生&童貞期 | この記事のURL | Clip!! | トラックバック(0)
1 2 3 4 5  次のページ>     >>
イノマーくんについて
イノマー(元オリコン変臭腸⇒オナマシ)さんの画像
イノマー(元オリコン変臭腸⇒オナマシ)
オイラのブルース
QRコード
イノマー(元オリコン変臭腸⇒オナマシ)のブログをモバイルでアクセス

RSS1.0 RSS2.0
デイリーSgランキング
スタ☆ブロ

イノマーのお離婚(オリコン)ブルース