今日は現在公開中の『明日への遺言』についてです。
昨年、東京国際映画祭の時に取材しました。
会見には写真左の『雨あがる』などで有名な小泉堯史監督や、出演者の藤田まことさん、富司純子さんらが出席されました。
これは、第二次世界大戦終了後、B級戦犯裁判をたった一人で戦い抜いた岡田資中将の誇り高き生涯を描く感動作です。
原作は戦争文学の第一人者、大岡昇平の「ながい旅」。
小泉監督が構想15年をかけて映画化されました。
敗戦直後の混乱の中で自身の責任と信念を貫き通した岡田中将を、藤田さんが熱演しています。
深い愛情で、軍人の夫を見守る妻には富司さん。
また西村雅彦さんや蒼井優さんらも共演していて、ナレーションは竹野内豊さんです。
藤田さんの後ろ姿からも伝わってくる演技や、台詞が無くても目の演技で大きな存在感を感じさせる富司さん、とても素晴らしかったです。
法廷で極限状態まで問い詰められても保身に走らず、部下を守ろうとする上官としての姿勢に心を打たれました。
上司のあるべき姿、そしてこれぞサムライ!と思いました。
森山良子さんの主題歌もとてもいい曲ですよ。
戦争を知らない、私たちの世代にも観て欲しい作品です。
取材が終わってから藤田さんとお会いした時、私みたいなこんな若造に対して「ありがとう」と丁寧に頭を下げられたんです。
この様な大御所の方が。
その前にとても丁寧に質問に答えて下さって感謝していたこともあり、驚きと同時に涙が出そうになりました。
改めて藤田さんと岡田中将が重なった瞬間でした。
本当に紳士で素敵な方。
自分もこんな大人になりたいな。