さて。「コミュニティFM」と言えば、本来の趣旨から行くと、その狭い地域に特化した小規模なFMラジオ局であり、特に1995年の阪神・淡路大震災以降において都道府県単位よりも狭い自治体単位での放送媒体があれば緊急時に役立つであろう…そんな趣旨の元で全国に広まっていったのですね。ざっくりですが。
ゆえに複数の同一エリアのコミュニティFM同士での競争原理、あるいは県域FM局との競争原理ってのは起こってはいけないはずなのですね。本来の趣旨からいきますと。
ところが、やはり民間の放送局であることには県域放送局と何ら変わらず、スポンサー収入や番組コンテンツが充実していないとリスナーは増えてきません。リスナーが増えないとやっていけません。かと言って、リスナーを増やすことに躍起になるばかりに、いざという時の肝心な緊急時の放送がお粗末になったりして、結局は本来の「コミュニティFM」の軸がぶれてしまっているな〜と最近個人的には感じてしまいます。
そんなコミュニティFMですが、皆さんの知らないうちにこの2009年内でもだいぶ数が増えています。その中でもちょっと信じられない状態になっている場所があるんです。岡山県津山市です。
岡山県津山市は「晴れの国・岡山」と言われている岡山県内にあって北部の山間部にあります。それこそ今日あたりからは積雪の量が増えるのではないでしょうか。実はこの街では2009年12月下旬に、新たにいきなり2つのコミュニティFMが出来るんです。しかも名前が紛らわしい!
・株式会社エフエム津山(愛称:レディオつやま)
76.3MHz 出力20W
・つやまコミュニティFM(愛称:エフエムつやま)
78.0MHz 出力20W
僕も書いててどっちがどっちなんだと思ってしまいます(汗)。つまり「えふえむつやま」って言ったら、全くどちらのほうを指すのかがわからない。「最近できた津山のFM局」とか言ったらもっとわからない。「株式会社のほうの…」「株式会社じゃないほうの…」とか言わないとわからないですね。
問題は、なぜいきなり同時期に2つ一気に開局するのかということですね。先ほど書いた「競争原理」がのっけから働く状態での開局って、どうなんでしょうね。しかも似通った名前の放送局。きっと、津山市のFMリスナーの人も困惑しているのではないでしょうか。ちなみにこの2局は送信所が違いまして、カバーするエリアに微妙な違いはあるものの、津山市中心部では2局とも受信出来る状態になりますので、どっちを聴こうか迷っているリスナーは実際におられるでしょう。
少し調べてみますと、一方は株式会社で、一方はNPO法人が開局に携わってるんですね。そういうことで、たまたま開局時期が一緒になり、名前もほぼ一緒になってしまったということなのでしょうか。なかなか両局はそれぞれ違った変遷で開局まで漕ぎ付けていることでしょうから、“1つにまとまる”という選択肢は今のところないでしょう。今夜はめちゃくちゃ紛らわしい例をひとつ、ご紹介しました。
コミュニティFMのぅ〜。ちゃんとしたその理念を守って成り立ったものならば、各地に開局してもいいと思うんですけど、無駄にFMラジオ帯の周波数を使用してもらっては困りますので(特に僕なんかは夏場のEスポを楽しみにしているので)、しっかりしていただきたいですね。
▲きょうの気温
屋外最高:9.4℃
屋外最低:4.5℃
室内最高:22.1℃
室内最低:13.5℃
〓らてふりぃく〓

今迄はFMアンテナを立てても、神戸・徳島・香川・愛媛・広島・岡山の全てがJFN。
夏場は86MHz以上は中国のテレビ音声にジャックされている。
レディオFMはJ-WAVEとローカル製作。
FMつやまは全ローカル(一部他コミュニティ)製作。
76.3〜85.5MHzに4局。
地元住民は番組毎又は好きな局を選んで聞いているのでご心配なく・・・。